三瀬夏之介展 ~冬の夏~
「ぼくの神さま」 2008 |
三瀬は、錆を表現素材とした作品や、箔(金箔)を多様した風景の制作を経て、現在は墨を主に用いた表現に取り組んでいます。表題作「ぼくの神さま」は、さまざまな和紙を継ぎ足す作業の積み重ねからなる巨大な作品で、絵というよりは紙に包まれるような感覚を与える空間ができ上がるとのこと。
それは自らの記憶の断片をひとつひとつ繋ぎ合わせ再構築するかのような精神作業を伴うものであり、見る者を圧倒することでしょう。
この展覧会では、イタリア留学での多くの思索そして帰国後の表現の蓄積からなる最近作を一挙に見ることができます。2月7日(土)、8日(日)には、作家によるトークおよび公開制作が予定されています。
【三瀬夏之介展 ~冬の夏~】
■会期 2009年1月15日(木)~2月22日(日)
■時間 10:00~17:00 (金曜日は19:00まで、入館は閉館の15分前まで)
■休館日 月曜日
■会場 佐藤美術館(東京都新宿区大京町31-10)
■入場料
一般 500円
学生 300円
■主催 財団法人佐藤国際文化育英財団/日本経済新聞社
■協力 大原美術館/imura art gallery/関西文化芸術学院/画廊宮坂/gallery neutron
詳しくは、オフィシャルサイトをご確認ください。
いかがでしたでしょうか。AllAbout「アート・美術展」では、今後も様々な美術展・イベント情報をご紹介していきます。お楽しみに!
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