文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
- 舟越桂 夏の邸宅-アールデコ空間と彫刻、ドローイング、版画
[会期] 2008年7月19日(土)~9月23日(火・祝)
[会場] 東京都庭園美術館(東京・目黒) - 源氏物語の1000年 -あこがれの王朝ロマン-
[会期] 2008年8月30日(土)~11月3日(月・祝)
[会場] 横浜美術館(神奈川) - アヴァンギャルド・チャイナ-<中国当代美術>二十年-
[会期] 2008年8月20日(水)~10月20日(月)
[会場] 国立新美術館(東京・六本木) - Akasaka Art Flower 08
[会期] 2008年9月10日(水)~10月13日(月・祝)
[会場] TBSを中心とした赤坂一帯 (東京・赤坂)
舟越桂 夏の邸宅
-アールデコ空間と彫刻、ドローイング、版画
舟越桂《遠い手のスフィンクス》2006年 楠に彩色、革、大理石、鉄/高橋コレクション 撮影:内田芳孝/写真提供:西村画廊 |
今回注目したいのは、近年取り組む「スフィンクス」のシリーズ。スフィンクスはギリシャ神話の中で「人間とは何か」を問いかける空想上の生き物です。長い耳、長い首、両性具有の生き物として形作られた「スフィンクス」はこれまでの静かに遠くを見つめる作品群とは異なり、怒りなど強い感情を露わにした表情をしているものもあります。人間を見晴るかすような動物的で獰猛さをも感じる作品を通じて舟越は私たちに何を問いかけているのでしょうか。
舟越桂《生きものの話》1994年 リトグラフ |
その他、舟越が初めて取り組む自刻像を組み込んだ作品や、ドローイング、版画も展示されます。
舟越の作品の息づきを感じる「夏の邸宅」。ここでしか見られない空間と作品のコラボレーションが必見の展覧会です。
【舟越桂 夏の邸宅-アールデコ空間と彫刻、ドローイング、版画】
■会期 2008年7月19日(土)~9月23日(火・祝)
■開館時間
10:00~18:00(8/25~31は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
■休館日 7/23、8/13、9/10(8/27を除く第2・第4水曜日)
■会場 東京都庭園美術館 (東京都港区白金台5-21-9)
■主催 財団法人東京都歴史文化財団東京都庭園美術館
■後援 東京都
■企画協力 西村画廊/アンドーギャラリー
■協賛 戸田建設株式会社/東京ガス株式会社
■入館料 ( )内は20名様以上の団体料金
一般 1,000(800)円
大学生[専修・各種専門学校含む] 800(640)円
小・中・高校生および65歳以上 500(400)円
※未就学児、障害のある方とその介護者1名
※第3水曜日(8/20、9/17)は65歳以上の方は無料
■問い合わせ 03-3443-0201
詳しくは展覧会 オフィシャルサイトをご確認ください。
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