文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
- ロートレック展 パリ、美しく時代を生きて(1P目)
[会期] 2008年1月26日(土)~3月9日(日)
[会場] サントリー美術館(東京・六本木) - 宮島達男 | Art in You
[会期] 2008年2月16日(土)~5月11日(日)
[会場] 水戸芸術館現代美術センター(茨城) - 写真ゲーム-11人の新たな写真表現の可能性-
[会期] 2008年1月26日(土)~3月30日(日)
[会場] 川崎市市民ミュージアム(川崎) - 映像をめぐる7夜
[日程] 2008年2月21日(木)~24日(日)、28日(木)~3月1日(土)
[会場] 東京都写真美術館(東京・恵比寿)
ロートレック展 パリ、美しく時代を生きて
「黒いボアの女」1892年 オルセー美術館 (c)Photo RMN-Hervé Lewandowski |
アンリ・ド・トゥールズ=ロートレック(1864-1901)は、南仏・アルビの貴族の家に生まれ、幼い頃から素描の才能を示していました。
青年期に両足を骨折したことにより脚の発育が停止してしまったため、胴体だけは正常に成長するものの身長は152cmという過ぎないという状態で成人してしまいます。
18歳の頃に画家を目指してパリに出て、間もなくモンマルトルに移住、晩年まで同地で活動しました。
モンマルトルには、「ムーラン・ルージュ」をはじめとするダンス・ホール、カフェ・コンセールやキャバレーなどの娯楽施設が立ち並ぶ歓楽街で、彼はそのような世界に生きる芸人たちや娼婦などの華やかな姿や悲哀を描きました。
そのような題材を選んだのは、彼自身が身体障害者として差別を受けていたこともあり、娼婦や踊り子のような夜の世界の女性たちに共感したからだと言われています。
ロートレック トゥ-ルーズ=ロートレック美術館 |
また、当時のモンマルトルの街や芸人たちに関する多くの資料もあわせて展示し、19世紀末の大衆文化の中で育まれたロートレック芸術の本質に迫るとのこと。
ロートレックの生き様と、時代の空気感を味わうことができそうな展覧会です。
【ロートレック展 パリ、美しく時代を生きて】
■会期 2008年1月26日(土)~3月9日(日)
■会場 サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンサイド)
■開館時間
[日・月・祝日] 10:00~18:00
[水~土] 10:00~20:00
※ただし2月10日(日・祝)は20:00まで
※最終入館は閉館30分前まで
■休館日 火曜日
■入場料
大人 1,300円
大・高校生 1,000円
中学生以下無料
■主催 サントリー美術館/毎日新聞社/NHK/NHKプロモーション
■後援 外務省/フランス大使館
■協賛 ECC/内田洋行/SBSグループ/JALUX/損保ジャパン/大日本印刷/日産センチュリー証券/日本ユニコム/富士通
■特別協力 オルセー美術館
■協力 日本航空/日本通運
■問い合わせ 03-3479-8600
詳しくはサントリー美術館 オフィシャルサイトをご確認ください。
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