アート・美術展/アート・美術展関連情報

関西のアートスペース(1)大阪編

シリーズでお伝えしているスペース紹介シリーズ、今回は初の関西圏から、大阪の国立国際美術館、サントリーミュージアム、ARTCOURT Gallery,Calo Bookshop & Cafeをご紹介します。

執筆者:橋本 誠

文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)
All About [アート・美術展]では、今までに14記事で、35以上のアートスペース・スポットを紹介してきましたが、その多くが首都圏にあるものでした。

今回は初の関西特集ということで、大阪のアートスペースをご紹介します。

関西最大級の現代美術発信地
国立国際美術館

建物外観
国立国際美術館は、国内外の現代美術を中心に扱う美術館として1977年に万博公園に開館、2004年に現在の中之島に新築移転した美術館です。

主な収蔵作品は、セザンヌ、ピカソ、エルンストなど戦前の作家のものもありますが多くは戦後の作品で、ウォーホル、キーファー、デ・クーニング、フォンタナ、ジャスパー・ジョーンズ、ドナルド・ジャッドなど名品が多数。

日本人では、菅井汲、白髪一雄、吉原治良、黒田アキ、田中敦子、森村泰昌など関西にゆかりのある作家の作品が多いのが特徴です。

館内にはアレクサンダー・コールダーのモビール作品「ロンドン」や、高松次郎の作品「影」などもあります。

B2階
また建物のつくりが独特で、地上には目印となるオブジェだけがあり、美術館としての機能を果たす主要な部分は全て地下にあります。

地下3階まで延べ床面積約13,500m2にわたる空間を活用して、企画展示室では現代美術だけでなく、新聞社主催の様々な展覧会を開催。常設展示室では、収蔵作品の紹介に加え、若手作家を紹介する小規模の企画展などが行われています。



【国立国際美術館】

■開館時間 10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
 ※特別展開催期間中の金曜日については10:00~19:00
■休館日  月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
■観覧料(常設展)
 一般  420円
 大学生 130円
 高校生 70円 ※2008年2月26日「コレクション4」からは無料
 ※小・中学生、65歳以上、心身に障害のある方及び付添者1名は無料
■所在地  大阪市北区中之島4-2-55
■電話番号 06-6447-4680
■WEBサイト http://www.nmao.go.jp/
■アクセス
1)地下鉄四つ橋線肥後橋駅(3番出口)より西へ徒歩約10分
2)JR線大阪駅、阪急梅田駅より南西へ徒歩約20分
3)JR大阪環状線福島駅、東西線新福島駅(2番出口)より南へ徒歩約10分
4)阪神電車福島駅より徒歩約10分
5)地下鉄御堂筋線淀屋橋駅、京阪電車淀屋橋駅より西へ徒歩約15分
6)JR大阪駅前より、市バス53号系統で「田蓑橋」下車、南西へ徒歩約3分、または88号系統「土佐堀一丁目」下車、北へ徒歩約4分
■地図  Yahoo!地図情報

<イベント情報>
  • 現代美術の皮膚
    「皮膚」や「表面」などをテーマにマーク・クイン、ヤン・ファーブル、西尾康之、小谷元彦などを紹介する展覧会
    [会期] 2007年10月2日(火)~12月2日(日)
  • 30年分のコレクション
    開館30周年記念として、はじめて全館を使用してコレクションを一挙に紹介する展覧会
    [会期] 2007年12月18日(火)~2008年2月11日(月・祝)
詳しくは国立国際美術館 オフィシャルサイトにて。


次のページでは、天保山にある複合型美術館をご紹介!
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