「森」としての絵画:「絵」のなかで考える
村瀬恭子《This side of the green》2005年 |
岡崎市美術博物館(愛知県岡崎市)で開催されるこの展覧会、多様なアプローチによって生み出される現代の絵画を「森」に例えて考え、ひとつひとつの作品を「木」として多様な表現を集めて展示するものです。
出品作家は「絵画」の存在そのものを問い、絵画を絵画たらしめるシステムや概念を模索し続けてきた岡崎乾二郎、かわいくもいたずらっぽい目つきをした子供など、独特の作風で人気を集めている奈良美智、織物を解体したり、それをまた織り直すことで作品を制作する手塚愛子、刺繍により描線を描く伊藤存、「森」のなかをさまよう少女を主題にしている村瀬恭子など。
パラモデル《パラモデリック・グラフィティー(パラモデルの落書き)》2005年 「京都芸術センター公募2005」(京都芸術センター)でのインスタレーション |
計19名の作家により、新作を含めた約90点の作品が紹介されるこの展覧会。実に様々な「絵画」に出会うことができそうです。
【「森」としての絵画:「絵」のなかで考える】
■会期 2007年2月10日(土)~3月25日(日)
■会場 岡崎市美術博物館[マインドスケープ・ミュージアム](愛知県岡崎市高隆寺町峠1番地 岡崎中央総合公園内)
■休館日 月曜日(2月12日は開館、翌13日は休館)
■開場時間 10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
■観覧料 ( )内は20名以上の団体料金
一般 800円(600円)
小・中学生400円(300円)
※岡崎市内の小・中学生は無料
※各種障害者手帳の交付を受けている方及びその介助者は無料
■問合せ 0564-28-5000(岡崎市美術博物館)
■主催 岡崎市/中日新聞社
■協力 株式会社タカラトミー/日本トイザらス株式会社
■監修 天野一夫(京都造形芸術大学教授)
詳しくは岡崎市美術博物館 ホームページにて。
いかがでしたでしょうか。2月も様々な展覧会・イベントが開催されます。ぜひ足を運んでみてください。
All About「アート・美術展」では、今後も様々な美術展・イベント情報をご紹介していきます。お楽しみに!
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