ベルギー王立美術館展
ピーテル・パウル・ルーベンス《聖ベネディクトゥスの奇跡》 (C)KMSKB-MRBAB |
ピーテル・ブリューゲル[父](?)《イカロスの墜落》 (C)KMSKB-MRBAB |
ベルギー王立美術館は、1801年にナポレオン・ボナパルトによって設立された歴史ある美術館で、15世紀から20世紀までの名品約20,000点を収蔵するベルギー最大の美術館として知られています。
ベルギーの美術と言うと、隣国のフランスやドイツに比べて今ひとつイメージが湧きにくい方も多いかと思いますが、ブリューゲルやルーベンス、ヴァン・ダイクなど多くの巨匠たちの名で知られるフランドル絵画(※)が興隆したのは、現在のベルギーにあたるフランドル地方のことなのです。
※都市の経済的な繁栄を背景にフランドル地方で15世紀に興隆した絵画。イタリア・ルネサンスにも大きな影響を与えた。
今回の展覧会では、そうしたフランドル絵画の作品はもちろん、ジェームズ・アンソールやルネ・マグリット、ポール・デルヴォーなど、ベルギー王国独立の後に活躍した作家の作品も合わせて100点余りを紹介しています。
注目作品は、半世紀以上ベルギーから出ることのなかったブリューゲル[父](作者については論議があり未確定)の代表作《イカロスの墜落》。ベルギー美術の名品をまとめて見ることができる、またとない機会になりそうです。
<巡回予定>
【ベルギー王立美術館展】
■会期 2006年9月12日(火)~12月10日(日)
■会場 国立西洋美術館(東京都東京都台東区上野公園7-7)
■休館日 月曜日
■開館時間 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで、毎週金曜日は20:00まで開館)
■入場料 ( )は20名以上の団体料金
一般 1400円(1000円)
大学生 1100円(800円)
高校生 600円(300円)
■問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
■主催 読売新聞社/国立西洋美術館/ベルギー王立美術館/
■後援 外務省/文化庁/ベルギー王国大使館
■特別協賛 新光証券
■協賛 トヨタ自動車/大日本印刷/ダイキン工業
■協力 日本航空/日本興亜損害保険/JR東日本/パイオニア/西洋美術振興財団
詳しくはベルギー王立美術館展 ホームページにて。
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