美術図書室を利用してみる
美術館の図書室では、展覧会に関連した書籍が閲覧できることが多い |
美術雑誌や専門書が閲覧できるのはもちろん、開催中の展覧会に関連する書籍を特別に集めて見やすく公開していることも多いので、展覧会についてより詳しい知識を手に入れたい時にはぴったりです。過去に開催された展覧会のカタログもまとめて閲覧することができます。
通常の図書館とは異なり貴重な資料が多いため、「閲覧だけで貸し出しができない」「手荷物をロッカーなどに預けて入室する」など多少の煩わしさはありますが、ルールとマナーさえ守れば誰でも楽しむことができます。
【おすすめの美術図書室】
- 東京都現代美術館 美術図書室:
主に近現代の美術に関する図書資料を収集・保存。展覧会に合わせて資料を公開している。入りやすい雰囲気です。 - 東京都写真美術館 図書室:
国内外の写真集をはじめ、写真・映像関係の蔵書を多く所蔵している。展覧会に合わせて資料を公開。 - 横浜美術館 美術情報センター:
美術図書・雑誌等8万冊以上を所蔵。映像ライブラリーも利用できる。展覧会に合わせて関連する図書・映像資料を公開。
「会員」になって極めつけのサービスを受ける
最後にご紹介するのは、美術館の「会員」サービス。多くが年会費制で、展覧会の入場料が無料になったり、ミュージアムショップの割引サービスを受けることができたり、特別なイベントに参加できたりとより様々な楽しみ方をすることができます。何といっても、その美術館を「応援する」気持ちで会員になることで、より愛着が増すこと間違いなしです。
【おすすめの会員サービス】
- 東京都現代美術館 友の会:
年間費1500円からで、常設展観覧料無料、企画展の観覧料50%割引、ミュージアムショップやレストランの利用5%割引、会報の送付などのサービスがある。また、写真美術館や江戸東京博物館など東京都歴史文化財団所属の他館を利用する際にも割引サービスを受けることができる。 - MAMコンテンポラリー・メンバーシップ・プログラム(森美術館):
年会費5250円からで、展覧会への無料入館、混雑時の優先入館、パーティーへの招待、会報の送付などのサービスを受けることができる。 - 原美術館メンバーシッププログラム:
年会費1万円からで、 会員とゲスト2名の入館無料、企画展のオープニングレセプションへの招待、イベントの先行案内と特別料金での参加特典、ミュージアムショップやオンラインショップでの利用10%割引、機関誌の送付などのサービスを受けることができる。
【関連リンク】
- 仕事帰りに寄りたい美術館・アートスペース…夜間開館している美術館やアートスペースの情報を集めた「アート・美術展」ガイド記事。
いかがでしたでしょうか。All About「アート・美術展」では、今後も様々なアート情報をお伝えしていきます。お楽しみに!