文章:橋本 誠(All About「アート・美術展」旧ガイド)

美術館には隠れたサービスがたくさん

芸術の秋もいよいよ本番。皆さんはどのようなアートライフをお過ごしでしょうか?

この季節、様々な展覧会やイベントが行われていますが、ここはひとつ原点に戻って、美術館や美術館で行われる展覧会に注目。

漫然と情報をチェックしているだけではつい見逃しがちなサービスや、展覧会や作品をより深く楽しむためのヒントをご紹介していきたいと思います。

割引サービスを利用する

ミュージアムリンク・パス
「ミュージアムリンク・パス」入館料が割引になり、スタンプを集めるとオリジナルグッズがもらえる
美術館で行われている展覧会の平均的な入場料は、一般の方で1人1,000円~1,500円(2006年:ガイド調べ)。2館、3館とはしごをされる方、お連れの方がいらっしゃっる方などには、少し高いと感じさせられる金額かと思います。どうせなら、割引サービスをうまく使ってお得に楽しみたいものです。

そこで、気になる美術館のホームページや美術展のチラシをよくチェックしてみましょう。多くの美術館では、何らかの割引サービスが用意されていることがほとんどです。

中には企画展のチラシには書いていないけれども、美術館の恒常的なサービスとして実施されている割引サービスが適用可能なケースや、多館との連動サービスなども。これらを利用しない手はありません!

【注目の割引サービス】
  • 東京国立近代美術館の所蔵作品展無料観覧日:
    2006年は11月3日(文化の日)、11月5日(日)、12月3日(日)に所蔵作品展(常設展)を無料で観覧することができる。
  • 国立西洋美術館の常設展無料観覧日:
    毎月第2、第4土曜日、11月3日(文化の日)は常設展を無料で観覧することができる。
  • 東京オペラシティアートギャラリーの閉館時間前割引:
    閉館時間(19時、金・土は20時)の1時間前以降の入場は料金が半額になる。また、同ビル4FのNTTインターコミュニケーションセンター[ICC]で行われる企画展との相互割引も(併用不可)。
  • 横浜美術館の割引サービス:
    観覧済みの企画展有料チケット(過去1年間まで)の提示で観覧料が団体料金になるリピーター割引、ホームページ上での割引クーポン配布サービスなどを実施。また、開館記念日(11月3日)は入場無料。
  • 東京都歴史文化財団の「ぐるっとパス」
    都内国公私立の美術館・博物館や動物園・水族園など計49施設の入場券または割引券が綴られたお得なパス。料金は2000円で、利用開始日から2ヶ月の間に、各館各展示1回利用することができる。
  • 森美術館・金沢21世紀美術館・地中美術館の「ミュージアムリンク・パス」
    各館で無料配布されているパスを利用すると、各館とも割引料金で入館が可能(森美術館の場合、一般300円OFFなど)。1年以内に3館を回るとオリジナルグッズをもらうことができる。
※情報は2006年10月末時点のものです。ご利用の際は、各館やサービス事業者に詳細をご確認ください。

次のページでは、音声ガイドやギャラリーツアーの上手な利用の仕方をご紹介します!