アーティストが協同運営を行う「ART TRACE GALLERY」
20名以上のアーティストにより共同所有・運営される「ART TRACE GALLERY」 |
日本のギャラリーには大きく分けて2つの形態があります。ギャラリーのディレクターなどがアーティストを選出して展示をコーディネートする「企画ギャラリー」と、アーティストがギャラリーをレンタルして自由に発表を行う「貸ギャラリー」の2つです。ところが、ART TRACE GALLERYはそのどちらの形態でもないのです。
多くのアーティスト(現在22名)による共同所有の形態がとられ、維持費用だけでなく、順次開催される展覧会(個展)に関する宣伝活動なども共同で行い、その負担を押さえるシステムがとられています。
保坂毅展の会場風景 通常よりも広いスペースで長期間の展示を行うことができる |
また、ギャラリーを主宰するNPO団体のART TRACEは、美術批評家や美術館学芸員を招いて行うセミナーなどのイベントや出版事業も実施しています。
ただ作品を発表する場をつくるだけではなく、日本においてそのような場を持つことの難しさを受けとめ、新しい形でアートを発信する。様々なかたちでアートについて考える――。
ART TRACEに集まるアーティストは自ずと問題意識が高く、逞しい表現活動を行っているように思えます。
<展覧会の予定>
【庄子和宏 展】
8月1日からは庄子和宏展を開催 |
■会期 2006年8月1日(火)~8月30日(水)
■休廊日 月曜日
■時間 11:00~19:00(金曜日は21:00まで)
※8月より毎週金曜日の営業時間を11:00~21:00に延長
■入場料 無料
【ART TRACE GALLERY(アート・トレイスギャラリー)】
■所在地 東京都墨田区緑2-13-19 秋山ビル1F
■電話番号 050-8004-6019
■URL http://www.gallery.arttrace.org/
■アクセス
JR線「両国」駅東口より 徒歩9分
都営大江戸線「両国」駅A5出口よりから 徒歩5分
■地図 Yahoo!地図情報
詳しくはホームページにて。
最後のページでは、アトリエやアート系の組織が集うビルをご紹介します!