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『恋愛小説ふいんき語り』で盛り上がる!

あの宮部みゆきもファンらしい。ゲームクリエイター3人組による楽しいブックガイド『恋愛小説ふいんき語り』を好きな人と一緒に読んで盛り上がろう!

石井 千湖

執筆者:石井 千湖

話題の本ガイド

男性ゲーム作家3人が、女性作家が書いた恋愛小説20作品を読んで語りまくる! ユニークな切り口のブックガイド『恋愛小説ふいんき語り』を紹介。小説好きな人へのプレゼントしてもおすすめ!

「ふいんき語り」とは?

恋愛小説ふいんき語り
本好きのゲーム作家3人が、女性作家による珠玉の恋愛小説20作品に挑んだ読書会の記録!<DATA>タイトル:『恋愛小説ふいんき語り』出版社:ポプラ社著者:麻野一哉、飯田和敏、米光一成価格:1,680円(税込)
さて、「ふんいき語り」隊とは何者か? それは3人のゲーム作家が1冊の本をあーだこーだ自由自在にしゃべりながら読み解くトークユニットのこと。すでに『ベストセラー本ゲーム化会議』『日本文学ふいんき語り』『スピンドル式鍛えない脳』という著書がある。

メンバーは「弟切草」「かまいたちの夜」「街」など、スト-リ-性の高い作品で知られる麻野一哉。「アクアノートの休日」「巨人のドシン」などアート色の強い作品でゲーム業界外からの評価も高い飯田和敏。「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「バロック」など、独特の世界観が人気の米光一成。

特徴は3人の個性がぶつかり合うことによって、ユニークな「読み」が発見されるところ。宮部みゆきも「ふいんき語り」ファンで、先ごろ開催された「作家と遊ぼう!ミステリーカレッジ」というイベントで3人と一緒にトークショーをしたほど。注目のユニットなのだ。

少女小説の古典からケータイ小説まで!

今回、3人が取り上げたのは吉屋信子 『わすれなぐさ』、有吉佐和子『不信のとき』、村山由佳『天使の卵』、林真理子 『不機嫌な果実』、綿矢りさ『蹴りたい背中』など、少女小説の古典からケータイ小説まで、ベストセラーになったエンターテインメントから玄人筋の評価も高い純文学まで20作品。各回にキュートで味のあるあらすじ漫画(こさささこ画)がついていて、内容にも入っていきやすくなっている。

『恋愛小説ふいんき語り』のここがおもしろい!

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