自分の頭で考える楽しさ
【この本もオススメ】麻野一哉 (著), 飯田 和敏 (著), 米光一成 (著), 米山公啓 (監修) 『スピンドル式 鍛えない脳』(しょういん)ベストセラーの「脳本」を著者を含めて3人のゲームクリエイターが読み解く刺激的な1冊 |
【最後に】の一節から引用しよう。
この本に書いてあることをうのみにするのではなくて、ヒントにして、ときには疑って、ときには反発してもっと異なった方法で、あなたは、あなた自身の冒険を試みてほしい。(中略)本書はその助けになるために書かれた。冒険のスタイルが、人のスタイルそのまんまなんてのは、カッコ悪いし、効率がよくない(自分になじまないからね)。
「自分マトリクス」「イエスアンド」「おみやげ」……などなど、ユニークなキーワードを使って、実に具体的にプロジェクトの攻略法が書かれているが、それらは全部読者が自分で考えるための方法になっているのだ。
実際に試してみると「伝え方をこう変えれば企画は通るんじゃないか」「そうか、これが自分の核なんだ」というような発見がある。そして発見すると、冒険をしたくなる。この本で読んで、あなたの中に何か新しいアイデアや方法が生まれたとき、本当に仕事は楽しくなるのだと思う。
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タイトル:『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』
出版社:ベストセラーズ
著者:米光一成
価格:1,260円(税込)
【関連リンク】
・こどものもうそうblog…『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』の著者、「バロック」「キングオブワンズ」「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「魔導物語」等のゲームを監督/脚本/企画した米光一成の公式サイト。