人目を遮断する暗闇と 炭火の弾ける音が舞台装置
恵比寿『松虎(マツトラ)』

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写真は『松虎(マツトラ)』の店内。和の暗闇空間には、落ち着いた会話がよく似合う

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燃え盛る炭火でいただく干物が絶品だ!
「何もない贅沢」。恵比寿にひっそりと佇む『松虎(マツトラ)』を表すには、こんな言葉がピッタリだろう。
メニューは基本的にナシ。音楽もナシ。照明を極限まで落とした暗闇空間で、中央にしつらえた炭火が赤々と燃え上がる。加えて壁からバックバー、スタッフの制服まで黒で統一され、闇に溶け込むように配慮されているというから、恐れ入る。

「暗さは、慣れるまでスタッフが何処にいるかすら判別できないレベルです。アルコールは約200種。スタッフが壁一面に並べられたボトルをペンライトで照らし、中から選んでいただきます」(店長)

竹籠にズラリと盛られた干物をスタッフが席まで運び、中から選ぶ楽しみ。板ウニに珍しい内蔵入りのゴロイカ、アスパラやマコモダケといった夏野菜も豊富に揃う。