専業主婦でも借入OK!が裏目に?
借金している主婦の4割が夫には言えていないのが現実です。
借入限度額が収入の1/3までになるので、お金を借りるには、夫との夫婦関係を証明できる書類や、夫の所得を証明できる書類が必要になることになりました。
そして、この借入限度額は夫婦合わせての限度額なのです。
専業主婦の借金の約4割が夫に秘密
これまでは夫に内緒でも借りることができた消費者金融の借金。
日本貸金業協会のアンケートでは、専業主婦の38%が「夫は自分の借金について知らない」と回答していました(2009.11.24発表)今後、収入がない主婦が借金をしようとするときは、夫の同意や所得を証明する書類が必要になりますが、専業主婦の半数近くが書類提出に否定的な考えを示しており、主婦の借金は難しくなりそうです。
書類を提出しない理由は「夫婦関係」
総量規制導入で所得により借入限度額が変わり提出する書類が増える…単純な事柄が増えるだけなのですが、書類提出となると倦厭されてしまうようです。
「書類提出の可否に関わらず、そもそも面倒だしそこまでするなら借入をやめる」という人が全体の29.6%、「書類の提出は困難である」とした人が全体の18%いました。
その「困難」と応えた人たちの50%以上が「夫に書類提出を相談する(借金を打ち明ける)ことにより、夫婦関係が気まずくなる恐れがあるから」と回答し、次に「夫が現在の借り入れに反対している(反対しそう)だから」という回答が20%以上を占めました。
お金を借りるという行為は、夫婦関係でも相談しにくい事柄なのだなと再認識させられる結果でした。今回の調査では、お金を借りる原因については触れていませんでしたが、住宅ローンや自動車ローンなど生活を潤すものの購入とは使い道が異なっているのが相談しにくさをより強くしているのかもしれません。