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オードリー・ヘプバーン生誕80年記念(4ページ目)

オードリーの友人、加藤タキさんが「1人の人間として女性からの支持で人気が衰えなく、作品の人気は男性が30、40代のまだ美しかった彼女を追いかけつづけているから名作となった」と語った、今回はA.H.特集です。

執筆者:中野 豊

オードリー・ヘプバーン主演作
ガイドの10選:1960年代

『ティファニーで朝食を』BREAKFAST AT TIFFANY'S
(1961年/上映時間:114min/監督:ブレイク・エドワーズ/共演:ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー)
・ニューヨークのティファニーに、朝ごはんを食べるところがあったかなぁ?と思い出そうとした方。そんなカフェはありません(笑)。 安アパートに暮らすホリーの日課が、宝石店ティファニーのショー・ウィンドウを見ながら、朝食のクロワッサンをほおばることなのでした。ある日彼女のアパートの隣室に、作家志望の青年ポールが越してきて……。「ビッグアップル」のセンスが溢れる洒落たラヴ・ストーリーで、名曲“ムーンリバー”も大ヒットしました。

噂の二人
リリアン・ヘルマンの原作「子供の時間」をウィリアム・ワイラー監督が映画化した『噂の二人』
『噂の二人』THE CHILDREN'S HOUR
(1961年/上映時間:108min/監督:ウィリアム・ワイラー/共演:シャーリー・マクレーン、ジェームズ・ガーナー)
・仲のいい二人の女学生カレンとマーサが、レズビアンだとの噂を立てられてしまいます。傷ついたマーサは自殺、カレンは婚約者と別れ、町を出て行くことになるのです。一人の少女の嘘によって、いわれのない不幸を被った女性たちの悲劇を描く、本作はオードリー主演の埋もれた傑作です。

『シャレード』CHARADE
(1963年/上映時間:113min/監督:スタンリー・ドーネン/共演:ケイリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン)
・スキー場からパリの自宅へ戻ってきたレジーナを待っていたのは、離婚予定だった夫の死でした。葬儀の会場には見知らぬ三人の男が現れ、大使館では情報局から、戦時中に夫が25万ドルを横領していた事を聞かされるのです。レジーナはスキー場で知り合ったピーターに助けを求めるも、彼もまた三人組の仲間だったりなんかして……。洒落たセンスを活かしたミステリー・コメディで、今ならウディ・アレンが作りそうなお話です。

おしゃれ泥棒
オードリーのロマンティック・コメディ『おしゃれ泥棒』
『おしゃれ泥棒』HOW TO STEAL A MILLION
(1966年/上映時間:126min/監督:ウィリアム・ワイラー/共演:ピーター・オトゥール)
・贋作画家シャルル・ボネの家に、私立探偵シモンが忍び込んだところがたちまち、画家の娘ニコルに発見されてしまいます。シモンを泥棒だと信じこんだニコルは、美術館からビーナス像を盗み出すことを依頼するのです。警戒厳重な美術館に、潜入することに成功するのですが……。オードリーの峰不二子バージョン(笑)。

『暗くなるまで待って』WAIT UNTIL DARK
(1967年/上映時間:109min/監督:テレンス・ヤング/共演:アラン・アーキン)
・夫のサムが見知らぬ女性から受け取った人形にはヘロインが隠されていました。盲目の妻が思わぬ恐怖に見舞われます。「007」で名をあげたテレンス・ヤングがヒッチコックばりの演出で、観客は固唾を飲んで画面に釘付けになるでしょう。オードリー作品唯一の本格的な恐怖ミステリー作品です。


オードリー・ヘプバーンとは? やせっぽちの『ローマの休日』のアン王女であり、『戦争と平和』のナターシャであり、『マイ・フェア・レディ』のイライザであり……、そして世界的に有名で、特に日本での人気は絶大で、晩年はユニセフ親善大使として尽力したアクトレスというのがガイドの印象の大半でしたが、今回の記事作成にあたり「スター・チャンネル」の厚川さん、稲毛さんのご協力により、オードリー・ヘプバーンという人となりを深く知ることが出来ました。心から感謝いたします。

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