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壮大な宇宙へのロマンを魅せる名画Best5

2月が星座観察のベストシーズンであること。日本初のお母さん宇宙飛行士が誕生したこと。そして今年は皆既日食が日本で見られます。そこで星や宇宙へのロマンをテーマにした名画をご紹介します。

執筆者:中野 豊

2月上旬は星座観察のベストシーズンであること、日本人初のお母さん宇宙飛行士が誕生したこと。そして今年は皆既日食が日本で見られることもあり、今回は、星や宇宙へのロマンをテーマにした名作映画を取り上げます。

宇宙を舞台にした映画は数あれど、『2001年宇宙の旅』、『惑星ソラリス』、『スター・ウォーズ』等の本格的なSF映画は除外し、宇宙への夢とロマンの5作品です。

それでは、第5位からカウントダウンで。

第5位:『アストロノーツ・ファーマー/庭から昇ったロケット雲』

アストロノーツ・ファーマー/庭から昇ったロケット雲
THE ASTRONAUT FARMER
『アストロノーツ・ファーマー/庭から昇ったロケット雲』
小さな頃から宇宙飛行士になるのが夢だったチャーリー・ファーマーは、いつしかNASAの宇宙飛行士訓練プログラムに参加するまでになり夢へと確実に近づいて行きます。そんな矢先、父親が急死し、彼は実家の農場を継がなければならなくなってしまいます。

それでも夢を諦めきれないチャーリーは、独力でロケットを作り、宇宙へ飛び立とうと信じられないような無謀な計画を進めていきます。夢に突き進むチャーリーを、家族が支えていきます。そんな彼の行動は変人扱いされたり、英雄扱いされたり、FBIには危険人物としてマークされます。はたして、子供のころから持ち続けた宇宙へ飛び立つ夢をチャーリーは叶えることができるのでしょうか?

クレジットはされていないブルース・ウィリスが『アルマゲドン』と逆の立場でビリー・ボブ・ソーノトンに会う場面には思わず笑ってしまった観客もいることでしょう。

宇宙飛行士になる夢を諦めきれず、自分の家の敷地から自作のロケットで宇宙を目指そうとする男と、その夢を支え続ける家族との絆を描くヒューマンドラマを第5位に推します。

[作品情報]
・2007年/アメリカ映画/上映時間:104min
・監督:マイケル・ポーリッシュ
・出演:ビリー・ボブ・ソーントン、ヴァージニア・マドセン、ブルース・ダーン、ティム・ブレイク・ネルソン、ブルース・ウィリス

第4位:『星の王子さま』

星の王子さま
THE LITTLE PRINCE
『星の王子さま』
サン=テグジュペリのあまりにも有名な童話を脚本・作詞のアラン・ジェイ・ラーナーと作曲フレデリック・ロウの『マイ・フェア・レディ』などで多くのミュージカルの名コンビで映画化。監督は『雨に唄えば』、『掠奪された七人の花嫁』のスタンリー・ドーネンです。

小さな小さな星で暮らす王子さまは、あちらこちらの星を旅をするのですが失望した末に到着した地球で王子さまは砂漠に不時着した飛行士と会い、また「目に見えない物こそが大切だ」ということを教えてくれるキツネに出会います。宇宙への夢の逆で、宇宙で多くの惑星を見てきた王子さまが最後に訪れた地球で「人と人とのふれあい」の大切さを知るのです。これは他惑星の王子さまが地球という星を探し当てたという、他に類をみない宇宙の少年が地球で夢と希望を見出した作品ということで、第4位に置きます。

いかにも作り物的な小惑星のセットが幻想的なムードを誘い、ボブ・フォッシーのダンスの見事さと王子さまのワーナー少年がとても可愛らしい魅力炸裂のファンタジー・ミュージカルです。

[作品情報]
・1975年/イギリス映画/上映時間:88min
・監督:スタンリー・ドーネン
・出演:リチャード・カイリー、スティーヴン・ワーナー、ボブ・フォッシー、ジョス・アックランド、ジーン・ワイルダー


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