トップバッターは、その『トランスフォーマー』から……。
金属にトランスする未知の生命体!
脅威の映像に酔う 『トランスフォーマー』
8月4日より全国ロードショー (C)2006 PARAMOUNT PICTURES AND DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED |
日本製玩具の逆輸入のようなカタチでの公開ですが、最初のオモチャは1980年に発売されたそうで、30年近くも前だったのですね。日本のロボット文化に改めて驚きましたが、映画はさすがのハリウッド大作。なんと言ってもビジュアルが凄すぎます。
そしてどこか懐かしさを感じたのは、人間の味方をするロボットたちが、「秘密戦隊ゴレンジャー」などのように、チームプレーで悪漢退治をするヒーローたち。「チームで戦う」これは日本文化に近いなぁと思ったりして……。
最大の見所は、映画史を塗り替える「映像革命」と製作総指揮のスピルバーグの言葉通リです。みなさん!大スクリーンでびっくりしてくださいね。
・2007年/アメリカ映画
・上映時間:144min
・監督:マイケル・ベイ
・出演:シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン、ジョシュ・デュアメル、アンソニー・アンダーソン
・関連リンク
B級テイストの痛快ロボット映画
『ロボコップ』
ヴァーホーヴェン監督の出世作 『ロボコップ』 |
大活躍のロボコップはたちまち市民のスターとなりますが、本人の記憶が蘇り、事件に隠された真相に迫ってゆくのです。本当の「悪」は常に社会的強者である図式が用いられています。しかし、ロボコップにはあるプログラミングがなされていました……。
・1987年/アメリカ映画
・上映時間:109min
・監督:ポール・ヴァーホーヴェン
・出演:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン、ダニエル・オハーリヒー
アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?
『ブレードランナー』
SF史にその名を刻む 『ブレードランナー』 |
人間になれない人造人間=レプリカントの悲哀と、遺伝子工学の発達で機械とヒューマンの差が縮む社会。人間同士が憎しみ合う現代からすると次の世代間争いは、アンドロイド対人間になってしまうのでしょうか?
◇本作は米国議会図書館の国立映画保存委員会によって「文化的、歴史的、美学的に重要なアメリカ映画」に選出。国立映画作品に登記された映画史上の記念碑的作品となりました。
・1982年/アメリカ=香港映画
・上映時間:116min
・監督:リドリー・スコット
・出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、ダリル・ハンナ
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