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ジョン・ウェイン 生誕100年(2ページ目)

主に西部劇の強き男を演じたアメリカン・ヒーロー=ジョン・ウェインは、本年2007年5月26日に生誕100年を迎えました。ジョン・ウェインが如何なる映画人生を歩んできたのかを探ります。

執筆者:中野 豊

ジョン・ウェインの晩年

勇気ある追跡
1969年/アメリカ映画/上映時間:127min/ヘンリー・ハサウェイ監督作品『勇気ある追跡』
14歳のマティー(キム・ダービー)は、保安官コグバーン(ジョン・ウェイン)と若いテキサスレンジャー(グレン・キャンベル)を雇って父親を殺した犯人を捕まえるという物語
『駅馬車』の成功から、スター街道まっしぐらのジョン・ウェイン。秀作揃いのフィルモグラフィーを積み上げてゆきます。

ベトナム戦争が激化していた1968年には、ベトナムにおけるアメリカ特殊部隊の活躍を描いたタカ派のアクション映画『グリーン・ベレー』で監督と主演を務めます。

1969年の『勇気ある追跡』では、隻眼で大酒飲みの元保安官ルースター・コグバーンを熱演して念願のアカデミー主演男優賞を獲得。1975年には『オレゴン魂』で再びコグバーンを演じ、往年の名女優キャサリン・ヘプバーンとの初共演を果たしました。

1976年には遺作となった『ラスト・シューティスト』で、ガンに冒されたガンマンという自身の生き写しのような役を演じて憂愁の美を飾ります。1979年に胃癌で帰らぬ人となりました。カリフォルニア州オレンジ郡(ディズニーランドがあることでも有名な地)のコロナ・デル・マーにあるパシフィック・ビュー・メモリアル・パーク墓地に埋葬されました。

■ジョン・ウェイン主演作品10選【関連リンク】
『駅馬車』
『黄色いリボン』
『リオ・グランデの砦』
『静かなる男』
『リオ・ブラボー』
『リバティ・バランスを射った男』
『ハタリ!』
『史上最大の作戦』
『エルダー兄弟』
『勇気ある追跡』
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