落語/落語関連情報

セカンド・ライフで落語会を開いちゃう(2ページ目)

粋で乙な大人の愉しみ「セカンド・ライフは席亭で過ごす」。お金と時間に余裕ができたらなら、ご自分で落語会を催してみてはいかがでしょうか?誰にでもできる落語会の開催の仕方をご紹介します。

執筆者:清水 篤司

まずは、会場の確保

自宅の部屋や居間だって片付ければ、けっこう広いもの、座布団を並べれば20人くらい入っちゃう?
まずは落語会を開催する場所の確保です。別に何百人も入るような大きなホールや一流の料亭をセッティングする必要はありません(お金に余裕があれば別ですが)。

町内会の寄り合い所や公民館、会社の会議室、または知り合いの飲食店、もしくはご自宅の座敷など、人が集まれる所ならどこでも構いません。といっても、あまりにも狭い場所では窮屈な会になってしまうので、最低でも20人以上のキャパシティがある場所を確保しておきましょう。

噺家への出演交渉をする

特に決まった噺家さんがお望みでないなら、イベント会社やタレント・芸人派遣事務所に電話して予算と日程をお知らせすれば、すぐに見積もりしてくれます。

特定の噺家さんを呼びたいのならその噺家さんが所属する協会(落語協会落語芸術協会上方落語協会など)に連絡して問い合わせます。その噺家さんが独自のホームページを持っているのであれば、そのサイトから直接交渉しましょう。

直接噺家さんに出演交渉する際には、変な駆け引きはしないで、こちらの予算(これが一番大事)と日程、そして場所と来客人数を伝えましょう。さて、気なる出演料ですが、これは噺家のキャリアや人気度によってピンキリ。誰でも知っている大看板やテレビにもよく登場するような人気噺家でなければ、目の飛び出るような高額なギャランティではありません。

数十人(50人以上)入れば一杯になるような飲食店で入場料¥2,000くらいで開催していることを考えれば、出演料がどれくらいかお分かりになると思います(ただし、このような会は、お店による宣伝広告サービスなので儲けはほとんどないようです)。

ギャランティには抜かりがないように

相手はプロですのでギャラの支払い方法は事前にキッチリ決めておきましょう。
■ギャラは落語会当日に現金で支払う
■領収書が必要な場合は事前に伝えておく
■出演料と交通費は別々に。地方に来てもらう場合はできれば切符を送ったほうがいいでしょう。新幹線や特急で来る場合は指定席くらいは用意しましょう。交通費込みというのも交渉次第です。


次ページでは高座の作り方を紹介します。
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