『夜のピクニック』石田卓也さん単独直撃インタビュー【3】
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「ブログへのコメントはすごく嬉しい」
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演技に対する情熱と真摯な態度、楽しさを感じると同時に模索もしているようで、
「楽しいけれど何も言われないと不安。「今の良かった」とか、「もう少し、こうして」とかがないと、ちょっと。ただ、その不安を拭い去るには自分で何とかするしかないと思うんです」。
「イメージして演じても、確認するとダメだったりすることもあります」。
何年経っても俳優って仕事は悩む、っていうのはそういう部分。
「自分でそういう仕事を選んじゃったんですよね。僕は、完璧を目指したいほうだから、これだ!と思ったら徹底しているんです。くやしいけど、そういう仕事なんだなって。でも『くやしい』と思うから続けられる仕事なのかもしれないです」。
大物俳優との共演で学ぶと、その演技に触発されているようだ。
「もしも今演技がうまくなって緒形拳さん(※映画『蝉しぐれ』、TBSドラマ「青春の門」で共演)になれるか?って、それは無理だし……今の自分にできることを頑張ります」。
目標は、エドワード・ノートン
「エドワード・ノートンは大好きです。ハリウッドの人って、表情だけでも見せますよね。『キングダム・オブ・ヘブン』でのエドワード・ノートンは、仮面から見える目だけですごかった。いつか、僕もそうなりたいです」。
ブラッド・ピット目当てで観た『ファイト・クラブ』でのエドワード・ノートンの演技に着眼してから夢中だとか。
映画を期待している読者へのメッセージ:「『夜のピクニック』の見どころは、融と貴子の関係性です。貴子は融と話したいのに融が『近寄るなオーラ』を出していてなかなか話せないんです。周囲の人、友達の思いやりなどが描かれていて、青春っていいなと思える作品です」。
最後に1000人で24時間、何かするとしたら?と聞いてみた。
何を聞いてもハキハキ答えてくれた石田さんが、「1000人かあ。んー、団体行動が苦手な僕には難しいな」と、唯一答えに窮していました。
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『夜のピクニック』 [THE NIGHT TIME PICNIC]
2006年9月30日[土]~丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系ロードショー
原作:「夜のピクニック」:恩田陸(新潮社刊)
監督:長澤雅彦 脚本:三澤慶子 、 長澤雅彦
出演:多部未華子、石田卓也
郭智博、西原亜希、貫地谷しほり、松田まどか、高部あい、池松壮亮、ほか
2006年/日本/1時間57分/ムービーアイ、松竹 共同配給
公式サイト:http://www.yorupic.com/
©「夜のピクニック」FILM VENTURE
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