『イルマーレ』来日会見1994年、世界的なヒットとなった『スピード』で共演したキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロック。その後12年の間、友人として親交を深めてきた二人が再共演。時間軸のねじれによって、すれ違う男女の姿を繊細に演じたのが、この『イルマーレ』。オリジナルは、言わずと知れた韓国の感涙映画『イルマーレ』です。 前作の共演では、MTVムービーアワードでベスト・カップル賞やベスト・キス賞を受賞しており、本作でのキスで「二度目の賞をとるつもりよ」と意気込むサンドラ・ブロック。そのキスシーンは、何か運命に導かれたのように幻想的。サンドラが演じるケイトは、キアヌ演じるアレックスを良く知らないままキスしてしまうのだから。 その撮影秘話を明かしたのはキアヌ・リーヴス。これまでの記者会見では見せたことのない饒舌っぷりで、「あのシーンでは、サンドラが積極的で僕にグイっと……」。すると、「でも、それにたじろがずに応じたのはキアヌよ。あなたそういう経験があるでしょ?」と応酬するサンドラ・ブロック。このあと司会者の絶妙な一言でセレブ二人による「キス講座」に発展したのでした。 プライベートのデート話だって、へっちゃらよ?! とばかりに「わたしの最悪のデートは……」とプライベート話を吐露したサンドラ・ブロック。レストランでのデート中になぜか気が乗らなくなり、相手に断ることなく無言で退店し、車に乗ってその場を去った経験があるとか。また、その後日談もすごい。「あるとき、その彼と再会して1年ぐらいデートを重ねたわ」とサバッサバ。 それまで隣の席で、もごもごしているキアヌ・リーヴスに、「さあ、キアヌ。あなたの話も聞かせて」と促す。が、話さないキアヌに、ほらほらといった雰囲気で場を盛り上げます。場内の女性記者は『チャンス!』と一斉に拍手しサンドラ・ブロックに加勢。キアヌは苦虫を噛み潰したよう顔など見せず、赤面し、「話せるデートはないから、ゆるして~」の意味で手をばたばたと振る、とマジ照れする意外な一面を見せたのでした。 『イルマーレ』来日会見裏話へ |