『デュエリスト』を観ました
もう一度会いたい、たとえ闘う運命でも
『デュエリスト』(2005)[DUELIST]
【ストーリー】朝鮮王朝時代。朝廷の混乱に乗じて偽金が流通。ポチョドン[捕盗庁]に勤めるナムスン(ハ・ジウォン)とアン刑事(アン・ソンギ)は、犯人を捕まえるべく網の目をしいたところ、剣の達人で<悲しい目>をした刺客(カン・ドンウォン)と出くわす。偽金と隠された陰謀を捜査することに。
【トリビア】
+原作コミックであるパン・ハッキ「茶母」は、ドラマ「チュオクの剣」の原作でもある。本作では大幅に翻案。
+主題は決闘。カン・ドンウォンのアクションは100%本物(代役一切なし)
+韓国映画<初>4Kフォーマット技術を採用
+時代考証は重視せず!?⇒「想像力をつかって従来とは違う描き方をした。時代劇にかせられた表現の限界を超えて、一歩進んだものを見せようとした」(監督)
+製作費は日本円にして約8億円
+ノリゲはチマチョゴリ[韓服]の胸元に飾る装飾品。現代では携帯ストラップなどに応用
+ポチョドン[捕盗庁]は泥棒や犯罪者を捕まえるために設けられた官庁。「刑事」となっているが、イメージは十手を片手に「御用だ」といっている「おかっぴき」な感じ。ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」でも、ハンサングンが拉致された時に届け出ようとした官庁はココ。
+日本文化が度々登場。日本刀を献上。芭蕉の句「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」
【見どころ】カン・ドンウォンの手足の長さを生かしたアクションで見せる身体美。スタイルの良さに惚れ惚れすること間違いなし。ちなみに、この後、カン・ドンウォンは『力道山』のソン・ヘソン監督の最新作『私たちの幸せな時間(原題)』に出演―撮影中。2006年秋冬に韓国公開予定。
【感想】宿敵相手の禁じられた恋なので、鑑賞後はわりとズーンとした気分になります。ただ見はじめに、真剣勝負映画かと思っていたら…いかにもコミックの映画化かと思うところもあるかな、と。例えば、ハ・ジウォン演ずるナムスンがコミカルな動きをみせる。話し方もなにやら…。それが一人だけでなく、アン・ソンギも一緒になって早口合戦のような状態を見せることも。ナムスンは「(字幕から)獣みたい」と刺客を責めるが、獣のような動きをしているのは、むしろナムスンの方に見えた。恋に落ちたことでおしとやかに?としたいのか。何よりもカン・ドンウォンのカッコよさを再認識。彼が月をバックに跳ね構えるショットは超カッコイイ!です。韓国映画にしては、画を重ね合わせたり、音楽の使い方が斬新ですね。ちょっと、ある監督(の影響か?!)を思い起こしました[2006/3/13]
3月14日「ホワイトデー」~プレミア特典付き特別鑑賞券の発売開始 |
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