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『秘密のかけら』(2005)[Where the Truth Lies](2ページ目)

12/23[祝]~『秘密のかけら』はアトム・エゴヤン監督の新作でケヴィン・ベーコンとコリン・ファースが扮するショウビズ界の人気ものの過去の秘密=真実を探るジャーナリストの話【来日写真掲載】

執筆者:南 樹里

『秘密のかけら』アトム・エゴヤン監督来日会見

カナダの映像作家として有名なアトム・エゴヤン監督が新作『秘密のかけら』のPRのために来日され、カナダ大使館での記者会見に出席した。同監督は『スウィート ヒアアフター』でカンヌ映画祭グランプリ受賞した実力派でも知られている。

原作者のルパート・ホルムズはショウビズの世界にいたからディティールが細かい。それに50年代は、芸能界はメディアを操作することができた。仮にミステリアスなことが起こっても、スキャンダラスにならず謎のままですんだということだ。例えとして、ケネディとマフィアの関係は、明らかにならなかった、とも。

劇中に登場するカレンの場合、「父親は引退してジャーナリストである設定にしたのは、現役の時に、その事件に接している設定なんだ」。だからカレンは、「インタビューの時、カセットの時代なのに(スイスのスティルダーというプロのメーカーの)オープンリールのレコーダーという父親の愛用品を使っているんだ」と教えてくれました。そして「「テレソン」のシーンでは、彼女の話すスピーチを父は会場で録音していたはず、映らないけれど」と笑顔で語ってくれる。

プロダクションデザインでは、「音楽、衣装、多くのリサーチをした」というだけあってこだわりの画―ジャガーのEタイプを登場させたりしているのも見逃さないで欲しいところ。

『秘密のかけら』アトム・エゴヤン監督来日会見
『秘密のかけら』アトム・エゴヤン監督来日会見

@カナダ大使館
[2005/12/8]

『秘密のかけら』(R-18)
[Where the Truth Lies]
2005年12月23日[金・祝]~シャンテシネほか クリスマスロードショー
原作:ルパート・ホルムズ 監督・脚本:アトム・エゴヤン『アララトの聖母』 出演:ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース、アリソン・ローマンほか 日本語字幕:松浦美奈
2005年/カナダ・イギリス・アメリカ/1時間48分/ムービーアイ 配給 
公式サイト:http://www.himitsu-kakera.jp/

映画『秘密のかけら』コラム

[Where the Truth Lies] Tokyo Press Conference

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