『キング・コング』を観ました
究極のアドベンチャー巨編『キング・コング』の襲撃に、世界はひれ伏す!
『キング・コング』(2005)[KING KCONG]怪獣映画の古典『キング・コング』に、ピーター・ジャクソン監督が挑む。作品鑑賞の前に気になるのが激ヤセされた監督の姿。ジャック・ブラックとウリ双子(瓜二つ)的な外見はどこへ?? <<1933年、至上最大の冒険映画を撮るために野心を燃やす映画監督のカール・デナムは、脚本家のジャック・ドリスコルや女優のアン・ダロウらを引きつれ最も危険な航海に出る決意をしたが、彼らのたどり着いた場所は髑髏島[スカルアイランド]だった。>> アドベンチャーとアクションとロマンスがたっぷりつまった3時間。冒険開拓時代の終わり―世界には未開の地がわずかだが残されていた。そしてエンパイアステートビル上でのキング・コングと複葉機のバトルがやりたかったことから時代設定を1933年にしたというのが監督の言葉だ。何故、今キング・コング?の問いに、「答えはラストの9分間につまっている」とだけコメントしている。それに「これは<愛>の物語。あえてラブ・ストーリーとは言わないけどね」という部分も。はたしてどのような世界が待っているのやら? 『キング・コング』のマスコミ披露試写より約1ヶ月前の11月11日、特別フッテージ試写なるものが行われた。2004年9月実撮影スタート。ミニチュア版は、これよりも100日ほど前から撮影していた。過酷な撮影日程に監督がダウンし、友人である『X-メン』のブライアン・シンガー監督と『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン監督が日替わりで手助けしたともいう。でもって、ピーター・ジャクソン監督は多忙にもかかわらず、この続編『Son of Kong[原題]』の企画も進めている。こだわりの人だ。どうやら前後編になるようなので結局『ロード・オブ・ザ・リング』同様に3部作?!になるのか。 元祖、絶叫クイーンといえば『キング・コング』(1933年)のフェイ・レイ。それにせまるのが、『マルホランド・ドライブ』『ザ・リング』『21グラム』のナオミ・ワッツ。フェイ・レイにも会い、激励を受けて女優のアン・ダロウを演じる。そのアンに好意を寄せる映画脚本家ジャック・ドリスコル役に『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロデイ―脚本家でもめちゃくちゃタフです、すべては愛する女性のために。そして強欲なカリスマ映画監督カール・デナム役に『シャーク・テイル』、『スクール・オブ・ロック』でもPR来日し、はじけた姿を見せてくれたジャック・ブラック。キング・コング役は『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラム役としてモーション・キャプチャーに慣れているアンディ・サーキス。撮影の際は、手のひらにバービー人形(これがナオミ・ワッツ)を乗せて撮影していた、という微笑ましい撮影秘話がある。それにコック役(ちょっぴりポパイを思わせる)でようやく素顔の出演。船長役には、『戦場のピアニスト』『ヒトラー ~最期の12日間~』『バイオハザード II アポカリプス』のトーマス・クレッチマン。そうそう『リトル・ダンサー』『ディア・ウェンデイ』のジェイミー・ベルが素顔に近い感じで出演。 髑髏島[スカルアイランド]到着までに1時間、その後は、驚きの世界―生き物が次々に現れます。ともかく髑髏島には動植物がわんさか、登場します。これだけれも相当大変だったと思います。あと半年ぐらいあったら、もっと…と思うとちょっと残念。とにもかくにもキング・コングがリアル(このキング・コングを見るだけでも価値あり!?)。コングの質感を堪能して、今年一番のイイ男はキング・コングかも。なんたって、手がセクシーで『私もポイってしてぇ』と…ちょっと、ほんのちょっと思いました(照れ)。 表情が豊かだし、実在するんじゃないか?!、と思えてしまうほど。 コングにとって原住民からのいけにえは、おもちゃ(バービーのようなお人形)に過ぎないらしい。でもアンに対しては、違う。それはアンのキャラによるもの、二人の心の交流―特に氷上のコングとアンのシーンが大好きになりました。もちろんラストでホロリとしましたよ。きっと「コングにホレた!」っていう女性が続出するはず、頼もしい~。[2005/12/12]
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『キング・コング』 |
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※(c)2005 Universal Studios
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