『青い棘』を観ました
若さのすべてがここにあった
『青い棘』(2004)[Was nutzt die Liebe in Gedanken]
 <<1927年のベルリン―ギムナジウム[寄宿学校]の卒業試験を間近に控えたパウル・クランツ(ダニエル・ブリュール)とギュンター・シェラー(アウグスト・ディール)は、歓喜に満ちた偉大な瞬間と、大いなる愛、愛を感じなくなった瞬間を探し求めていた。何よりもその瞬間を手に入れたときには…。>> ギュンター役のアウグスト・ディールは1976年ベルリン生まれ。ドイツでは美貌と気品で幅広い層から支持されているそうだ。<イケメン>ではあるけれど、あと10年ぐらいして紳士になったら見てみたい感じ。パウル役のダニエル・ブリュールは1978年バルセロナ生まれ。『グッバイ、レーニン!』(ヴォルフガング・ベッカー)、『ベルリン、僕らの革命』(ハンスワイン・ガルトナー監督)、『ラヴェンダーの咲く庭で』(チャールズ・ダンス監督)『青い棘』と続けて日本で公開されている。個人的には幼なじみに似ている人がいるので微妙な感じ。昨年、PRで来日―実物は、好青年でした。 ギュンターは上流階級の子息ということで別荘を自由に使える。6月末の週末に列車に乗り別荘へ向うパウルとギュンター。パウルはギュンターの妹のヒルデ(アンナ・マリア・ミューエ)に片想いをしている。パウルを演じたダニエル・ブリュールは、地味で、暗くて、片想いの相手をじっとり、ねっとりと見つめるキモイ男を演じている。これは女性が好きそうな話というよりも、作品のテーマを考えると一(いち)人間としてみる作品かな、と思いました。他人には理解できない孤独、それを煽るように美しい夕陽と自然の青さが、生命を感じさせるのに、彼らには響かないらしい。[2005/7/19] 
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『青い棘』 (R-15)  | 
  
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