『エリザベスタウン』オーランド・ブルーム氏来日会見
[2005/8/3]
オーランド・ブルーム
1977年生まれ。16歳でロンドンのナショナルユースシアター、ブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーにて演技を学ぶ。
1997年『オスカー・ワイルド』で映画デビュー。2001年ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでエルフ族のレゴラス役を演じて大ブレイク! 『トロイ』でブラッド・ピットと共演。『キングダム・オブ・ヘブン』で主役を演じる。現在大ヒット映画の続編『パイレーツ・オブ・カリビアン2』『同3』の撮影中。
成田空港では、サイン・握手攻めに。
足元は、素足にダークブラウンのモカシン。かかとのオープンなタイプ。
ヘアスタイルは、こんな感じに束ねていました。
(C) 2005 United International Pictures
2005年10月全国一斉公開の映画『エリザベスタウン』(配給:UIP映画)のPRでオーランド・ブルーム氏が緊急来日し、東京・新宿のパークハイアット東京にて記者会見を行いました。一緒に来日する予定だった本作のキャメロン・クロウ監督は、都合で来日ならず。オーランド・ブルーム氏(愛称:オーリー)の単独会見となりました。
8/1早朝、成田空港に500人のファン!
◆8月1日、成田空港に到着した彼を、早朝にもかかわらず500人ものファンが駆け付け、一時騒然。このときオーリー的には「もっともっとサインをしたかったんだ!でも警備上の関係で…」と非常に残念に思っていることを会見で述べた。そして「次回の来日の際には、もっとサインできるようにしたいです」とまで。(※マスコミ現地集合時間は、朝9時半)
というのも、オーランド・ブルーム氏は、日本にこれほど自分を応援してくれているファンがいることを『非常に光栄』だと心底思っていて、『キングダム・オブ・ヘブン』や、この『エリザベスタウン』のような作品に『主役として出演できるのもファンの方の応援があってこそ!スタジオ側も監督も起用してくれる』のだとファンへのメッセージを取材陣に託した。
これまで会見の流れをさえぎってまで「ちょっといい?」なんて言ったことがないオーランド・ブルーム氏が「どうしても、この一言を言わせて!」と申し出たのがこの言葉でした。その誠実さがひしひしと伝わってくることから、取材側からの高感度も一気にアップ!です。さすが英国紳士!
オーリー<脱>史劇、スニーカーデザイナーを演ずる
「剣をもたず、馬にも乗らず、鎧も身に付けない(笑)から『エリザベスタウン』に出演することにしました。それにキャメロン・クロウ監督の大ファンなんです。とくに『あの頃、ペニー・レインと』や『ザ・エージェント』」とユーモアを交えながら出演理由を語ったオーリー。役作りに関して、「これはトム・クルーズ氏によるアドバイスなのですが、極限まで感情を高めて、監督の意向にあうように感情を抑えていきました。アメリカの青年ということで、ダイアローグ・コーチについてもらって、撮影前、それから撮影中もアクセントを直してもらいました」
なぜ、トム・クルーズ氏?と思うかもしれませんが、本作でプロデューサーを務めているのです。「トム(・クルーズ)は、何度も撮影場所に来てくれて、俳優としても、役作りにも的確なアドバイスをしてくれました」
<<思いがけない恋。父親の急死で、はじめて自分の家族のルーツ、父親自身、自分のルーツにめざめていく若者。ステキな出会いはいつ起こるかわからない。>>
音楽通で、ビリー・ワイルダー好きでも知られるキャメロン・クロウ監督が「笑って、泣ける『アパートの鍵貸します』(1960年、ビリー・ワイルダー監督)」みたいな映画にしたかった」と語っている『エリザベスタウン』は撮影中、監督がいろいろな音楽を出演者に聴かせてくれたそうです。「それに『ちょっと二人(相手役はキルスティン・ダンストさん)で、そっちに行って』と指示されて、カメラが回ってると思わないから、ふざけてたんだけど、それをしっかり撮っていて…。だからとても自然だし、すごく素敵なシーンになっているんだ。一番のお気に入りだね。(どんな風に『ふざけて?』)落ち葉のしきつめられた公園で虫の死がいを見つけたんだ。その後で僕は枯葉を手でクシャとつぶしたものをキルスティンの背中にいれたんだよ。でも彼女は、それを虫の死がいだと勘違いして大騒ぎ。あれはそういうシーンなんだ。」
コンピレーション(=フェイバリット音楽を集めた)テープやCDを「友人からもらったこともあるし、僕がつくってガールフレンドにあげたこともあるよ」と正直に語る(南はまだ本編を観ていないので、よく分からないけど、鑑賞済みの方の話だとストーリーに関係があるらしい)。そのオーランド・ブルーム氏にとってプライベートでかかせない1曲は、ボブ・ディラン[Bob Dylan]氏の1975年LIVEヴァージョンの「ミスター・タンブリン・マン」[Mr. Tambourine Man (Live)]。(※The Bootleg Series,vol.5 - Bob Dylan Live 1975:The Rolling Thunder Revueに収録されているようですね)。この曲は絶対!と強調していたのが印象的でした。何か思い出があるんでしょうか。
⇒Sony Musicで視聴とダウンロードが可能です。
やっぱりホーム・タウンが一番落ち着く
◆若手の売れっ子俳優になってしまったオーランド・ブルーム氏に心安らぐ場所はあるのでしょうか? と心配になってしまいますが、「ドリュー・ベイラー(『エリザベスタウン』での役名)と同じで、ホーム・タウンがいいです。落ち着きを取り戻すために時々帰省しています」
今回の撮影地は、ケンタッキー州(アメリカ南部)だったので「撮影終了後は、愛犬と一緒に2日間ドライブしながらニューヨークまで戻ってきました」と、やはり自分の時間を持つための苦労もありそうだが、それすらもプラスに作用させている感じ。「映画を見た後で、家族で旅行に出かけたい!とか思ってもらえたら嬉しいよ」というようにハートウォーミングな作品らしい。
単独となっただけに、前回の来日時よりもオーランド・ブルーム氏の素顔―高い知性と深い感性を備えていたこと、が明らかになった会見でした。外見にもにじみでるこの品性こそがオーリー最大の魅力とみた。
⇒『エリザベスタウン』作品紹介
原題:[ELIZABETHTOWN]
すべてを失った僕を、待っている場所があった…
この秋、爽やかな感動でみたされる6日間の愛のストーリー
※公開劇場が変更になりました[2005/9/14]
http://www.e-town-movie.jp/
[ELIZABETHTOWN] Tokyo Press Conference
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