『コーチ・カーター』を観ました
ある一人のコーチが僕達の未来を変えてくれた ―― 彼は唯一リスペクト[尊敬]できる人だった…
『コーチ・カーター』(2005)[COACH CARTER]2005年1月に全米公開され、初登場第1位を飾った『コーチ・カーター』。アメリカで最もhotなスポーツの一つにバスケットボールがあげられるだろう。この映画は1999年にアメリカの高校で実際に起きたバスケチームでの事件をもとにして、映画化した<希望>の物語です。元となった「ロック・アウト事件」と呼ばれるのは、契約を守らなかったからといって、練習用のコートに鍵をかけて(選手がバスケの練習をできなく)してしまった、こと。ジュリア・スタイルズを起用し『セイブ・ザ・ラスト・ダンス』を監督したトーマス・カーター監督の新作は、見た後に清々しさを感じました。 大ヒット映画には最適な音楽がかかせないから、『コーチ・カーター』では、音楽の使いかたにも注目してもらいたい。グラミー賞受賞者のR&Bシンガー=アシャンティがキラー役でスクリーンデビュー。が、サントラに参加はしていない。これって、逆に贅沢?なチョイスかも。MTVフィルムとしては、一番のヒット作になったとか。 <<元全米代表選手のケン・カーターが新たにコーチを引き受けたのは、4勝22敗のリッチモンド高校のバスケ部「オイラーズ」。着任したカーターは、選手達の意識に疑問をいだいた。それこそ惨憺たる成績の原因なのではないかと…。>> そして始めたのが、保護者を集めての契約書への署名―規律を守ること。「社会に勝つカギになる」といって3つの契約を提示した。1、成績―規定点数以上をとれ。2、授業―全て出席、座席は一番前に座ること。3、服装―試合当日は、ジャケットとネクタイを着用。さほど難しいことでは、なさそうなのだが選手たちをみていると、そう言いたくなるカーターの気持ちも理解できてしまう。 バスケのセンスは良いが、反抗的な態度をとるクルーズ。演じたのは、『宇宙戦争』でトム・クルーズと(最初のトライポッドが地面から出てくる街のシーンで)共演したリック・ゴンザレス。なかなかの存在感。一筋縄ではいかないのが、こういった態度の生徒の行動を改めさせること。コーチ・カーターは冷静に対応していく。最初こそ、いろいろ強制しているが、次第に自身のことを「考える力」が備わり…。ふと感じたのだが、生徒にシンプルな質問を投げかけてみたり、ちょっとしたコーチング映画でもある気がする。コーチング?というかたに⇒All About[コーチング] コーチ・カーターを演じるのは、実力派俳優のサミュエル・L・ジャクソン『S.W.A.T.』『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』。モデルとなったコーチ・カーターご本人が、「演じて欲しいと思った、唯一の俳優」と話している。気になって写真を拝見したところ多少、似ているかな。[2005/6/23] |
『コーチ・カーター』 |
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