『親切なクムジャさん』4/28にクランクアップ
朴贊郁(パク・チャヌク)監督×李英愛(イ・ヨンエ)主演
[2005/5/6]

パク・チャヌク監督
イ・ヨンエさん

「受け取った分だけ差し上げます」
オーストラリアってことでカメラ目線の「親子コアラ」。
2004年11月1日に13年ぶり刑務所から出所しソウル駅に到着するシーンからクランクイン(撮影を開始)した『親切なグムジャさん』(配給:東芝エンタテインメント)の撮影が4月28日にクランクアップしたという。
ソウル、釜山、江原道といった韓国国内と4月にオーストラリアでの撮影を経て、6ヶ月にわたる撮影が終わり、編集作業等を行い7月に韓国公開する予定。
パク・チャヌク監督の<復讐三部作>『復讐者に憐れみを』 『オールド・ボーイ』のとりとなる作品だけに『親切なクムジャさん』への注目度は高い。
イ・ヨンエさんは、2000年に『JSA』(パク・チャヌク監督)で演じた美人女性将校役を機に注目され始めたこともあり、その二人のコラボということ、また『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシク氏が初の悪役に挑む事から、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市での撮影場初公開[2005/3/31]の際には、既に公開が決定している日本と香港からの有力媒体による取材合戦が繰り広げられたといいます。
イ・ヨンエさんは<清純>なイメージをかなぐり捨て、娘を救うため、誘拐殺人の冤罪で13年間服役した元女受刑者を演じる。誰に対しても微笑を絶やさず、天使を思わせるやさしい一面とは別に、自分を陥れた男への復讐を誓い、出所と同時に実行へ移していく といった復讐劇。
「女性をこのように描いた映画は韓国では非常に珍しい。殴る場面もある。監督には全幅の信頼を寄せており、いままで気づかなかった自分に出合う日々」。(イ・ヨンエ)
韓国で視聴率57%と驚異的な数字を記録したイ・ヨンエさん主演のドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」もNHK-BS2で放映中。

韓国で7月に公開すると共に、8月下旬に開催されるヴェネチア映画祭への出品を目指している。日本では今秋(11/12~)、シネマスクエアとうきゅうほか全国にて公開。
⇒『親切なクムジャさん』
英題:[Sympathy for Lady Vengeance]
[2005年/韓国/1時間52分]
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