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人は誰でも何かを"待ち続けている" 『ターミナル』トム・H来日会見

12月18日(土)~公開の『ターミナル』の主演トム・ハンクスが来日会見を行いました。この映画は、人間が人生で直面するミステリーや冒険を象徴的にドラマ化したものだと映画の魅力を語ります。

執筆者:南 樹里

『ターミナル』トム・ハンクス来日会見

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン[Catch Me If You Can]』「世界をだました男」の著者フランク・アバグネイルJr.の実話をもとに映画化。生きていくために詐欺師にならざるをえなかった主人公の詐欺師(レオナルド・ディカプリオ)をFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)が追跡する。今ではFBIや銀行を相手に詐欺対策コンサルタントになっている。『プライベート・ライアン[Saving Private Ryan]』(98)第2次世界大戦の真っ只中ノルマンディ上陸作戦で、3人の兄を亡くしたライアン2等兵(マット・デイモン)を無事に故郷の母の元に送り届けるため、8人の特命隊が組まれた。隊を統率するミラー大尉(トム・ハンクス)。ライアン1人のために8人が命をかけなければならないのか?12月18日公開の『ターミナル』は『プライベート・ライアン[Saving Private Ryan]』(98)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン[Catch Me If You Can]』(02)のスティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスによる待望の3作目だ。その『ターミナル』が第17回東京国際映画祭でのクロージングで上映されることになり、それにあわせて来日したのはオスカー俳優、トム・ハンクス。最近では『ダ・ヴィンチ・コード』の主役も決まったことでも注目を集めている。意外なことに8年ぶりの来日だという。だから南も生トム・ハンクスは初めて。どんな方だろう?とドキドキと登場をお待ちしていました。写真撮影もニコニコ、「手を振ってください!」というリクエストにも手を振る角度や速度をかえて「こう?」「それともこう?」と何パターンも手を振ってみせる。その後に質疑応答の場所に移動、登壇しながら「ありがとー!」と雄叫びをして場内を笑わせ場をなごませた。うーん、さすが大物…おかげで質問する側も気楽になる(ハズ)。

)『ターミナル』トム・ハンクス[Tom  Hunkus]来日会見ビクターは、おそらく共産主義の国の人間で、夢を果たすために莫大なお金を貯めて考え抜いた末に渡米したはず。ですから、私は彼を、ひたすら夢の達成のために前向きに生きようとする人間、障害に負けず、障害を恐れず、とにかく何かを前に推し進めようとする人間だとキャラクターを決めました。

今回はアドリブもあります、「男女関係に3人は多い」とか。スティーブン・スピルバーグ監督は良いアイデアは現場で取り入れてくれます。(他の出演作でも?)他のハリウッド大作は、何ヶ月も準備を経て撮影するので無理です。

『ターミナル』(2004)[The Terminal]トム・ハンクス来日会見 安全保護という店から本物の空港での撮影が不可能な事からカリフォルニアの格納庫に巨大セットを製作。建設に約20週、総員200名以上、天然御影石のフローリング、窓から見える滑走路はマット・ペインティングの上に描いたという。

ターミナル内の店舗では、ディーン&デルーカ(映画『ハンニバル』にも登場するニューヨークの食料輸入店)、ディスカバリー・ストア、ブックストーン、ヒューゴボス、ラ・ペルラ(イタリアの高級ランジェリー)、アメリカン・エキスプレス、ポール・ミッチェル、ゴディバ、ハミルトン等が出店。レストラン街では、バーガー・キング、31アイスクリーム、バジャ・フレッシュ・メキシカン・グリル、パンダ・エキスプレス、ネイザンズ・フェイマス、吉野家、クリスピー・クリーム・ドーナッツ、デイリー・グリル、そしてスターバックス等が顔を揃えた。

映画『ターミナル』とは?

■■10月30日(土)『ターミナル』トム・ハンクス[Tom Hunkus]来日会見(1)■■

Q:ビクター・ナボルスキーを演じるにあたって?

Q:ターミナルの舞台、空港を建設したことについて

『ターミナル』トム・ハンクス来日会見
帝国ホテルの会場に設置された豪華な『ターミナル』仕様の舞台。後方のフライト・インフォメーション・パネルがパタパタと本物のように動く。
『ターミナル』は、クーデターによって事実上祖国が消滅。パスポートが無効になってしまった東ヨーロッパ(の架空の国)クラコウジア人、ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。空港から出られなくなるという、とてもあり得ない状況に置かれた男の"小さな旅"を描いた作品だ。いつまで続くか分からない"滞在期間"中、どこの国にも属さない人間として、空港ターミナル内だけでの生活を始める。アメリカなのにアメリカではなく、しかし最もアメリカ的な場所で、食事をして、仕事をして、友人を作り、恋の花まで咲かせ、ビクターは"何か"を待ち続けているのだった…。

『ターミナル』(2004)[The Terminal]トム・ハンクス来日会見『ターミナル』原題[The Terminal]12月18日(土)~日劇1ほか全国にて公開監督:スティーブン・スピルバーグ出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ[2004年/アメリカ/上映時間129分]UIP配給
『ターミナル』来日会見続き ⇒ビクター・ナボルスキーのモデルはこの人!?
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『ターミナル』予告編動画Windows Media Player40kbps150kbps300kbps

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