『望郷』『ノートルダムのせむし男』『昼顔』『奥様ご用心』『太陽がいっぱい』永遠のシネマコレクション―「フランスがいっぱい」
『太陽がいっぱい』英国の女流作家パトリシア・ハイスミス[Patricia Highsmith]の探偵小説『才人リプレイ君』を映画化。アラン・ドロンは60年代から70年代の日本の女性が最も愛した外国スター。ジュード・ロウ×マット・デイモン×グウィネス・パルトロウが共演した『リプリー』(1999)[The Talented Mr. Ripley.]のオリジナル。◆トム・リプレイ(アラン・ドロン)は、金持の友人の父親から頼まれて息子フィリップ(モーリス・ロネ)を連れ戻しにナポリ近くの漁村モンジベロにきた。美しい婚約者のマルジェ(マリー・ラフォレ)にヨットに大勢の仲間に囲まれている姿は、貧しい自分の生活からかけ離れていて、まぶしい存在だった。だがフィリップはトムを邪魔に思い蔑むように…。やがてトムはある決意をする。それはフィリップの贅沢な生活を奪い、彼になりすまそうと…。![]() |
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『昼顔』(1966)[Bell De Jour]スペイン映画界の巨匠ルイス・ブニュエル[Luis Bunuel]監督によって、アルゼンチン生れのフランス作家ジョセフ・ケッセル[Joseph Kessel]の同名小説を映画化。後にカトリーヌ・ドヌーヴ×ルイス・ブニュエルは、『哀しみのトリスターナ』という傑作を生む◆理想的な夫婦のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)とピエール(ジャン・ソレル)。だがある日からセヴリーヌは奇妙な夢を見始める。それは、森…夫の指示で…夫の目の前で…犯されるというもの。ある時セブリーヌは友人から、良家の夫人たちが夫には内証で売春をしているという話を聞く。大きな衝撃を受けたものの、なぜか強く惹かれていた。やがて午後の何時間かを「昼顔」という名で行きずりの男に抱かれて過す二重生活を始めるように…。
『奥様ご用心』フランス自然主義文学作家のエミール・ゾラ[Emile Zola]の原作をジュリアン・デュヴィヴィエ監督が映画化。◆19世紀末のパリ。野心家の青年オクターヴ・ムーレ(ジェラール・フィリップ)が人妻や、美しい娘を相手にみせるドン・ファンぶり。
『望郷』はジュリアン・デュヴィヴィエ[Julien Duvivier]監督の最高作といわれている◆アルジェのカスバ[回教徒が集まる一劃の区域]にペペ・ル・モコ(ジャン・ギャバン)というパリ警視庁のお尋ね者がいた。美しいフランス女、ギャビイ(ミレーユ・バラン)心を奪われ望郷の念を抑え難くなり…。
『ノートルダムのせむし男』◆フランス・ロマン主義文学の巨匠ヴィクトル・ユーゴーの同名小説が5回目の映画化。美しいジプシー娘エスメラルダ(ジーナ・ロロブリジーダ)とカジモド(アンソニー・クイン)というせむし男の数奇な運命と恋を描く。







