『アイ,ロボット(I,Robot)』ブリジット・モイナハン来日会見
巨大企業U.S.ロボテックス社に勤務するロボット心理学者で、ロボット嫌いのスプーナー刑事(ウィル・スミス)が、殺人容疑のかかったロボットを捜すのを助けることになる科学者スーザン・カルヴィン博士を演じるたブリジット・モイナハン[Bridget Moynahan]がPRのために来日し会見を行いました。
ファッション誌のモデルとしてニューヨークで活躍。その後『トータル・フィアーズ』や『リクルート』といった映画に出演。ドラマ「Sex and the City」のナターシャ役といった方がわかりやすいかも。「モデル出身という過去は過去として置いておいて、女優として活躍していきたいと思っています。「Sex and the City」は私に多くの扉を開けてくれました。『コヨーテ・アグリー』(00)の出演もそうですし、多くのチャンスをいただき、私は幸せものですね」と、生き生きと語ってくれる。会見中、コールドドリンク(水や清涼飲料)を召し上がるセレブが多い中で、「冷房で寒いから体が冷えちゃう」と温かい飲み物を口にする等、非常に健康に気をつけていたのが印象的。
「ザ・ルック」なまなざしで…『アイ,ロボット』の原作は、撮影に入る前に、監督からコピーを渡されて読んだといいます。それまでSFというジャンルは専門用語が多く、読んだ経験がほとんなかったそうです。ところが原作を読んでみると、ずっと以前に描かれたアイザック・アシモフの想像した世界に、現在の世界が追いついていないことを感じ、改めて著者の想像力の豊かさに感心したのだとか。
「ロボットの3原則」がありますけど「女優の3原則」を教えてくださいと聞かれると、「個人的には、自分のルールはもっています。ハリウッドでは、女優はもてはやされる存在なので、誘惑に乗ってしまったりしないように気をつけています。それから友人・家族といった人間関係を大切にしています。それと、プレミアに出席した際などにお酒を飲まないことを心がけています。その理由は、お酒を飲むと気持ちが大きくなって、インタビューの時につい余計な話をしてしまうからです(笑)」。
独特な世界観を持ったアレックス・プロヤス監督との仕事は、「いつでもキャラクターが今どういう気持ちか把握しているので、とても演じやすく、俳優の技量をいつも監督が引き出してくれた」といいます。またウィル・スミスは、「スタッフや出演者たちのモノマネを日替わりでしては、私を笑わせてくれました」。イザ本番が始まると気持ちの入替が早く、演技に集中させてくれるところは、さすがプロだなと思ったそうです。
この1週間半後には、ニコラス・ケイジ、イーサン・ホーク、が出演する『Lord of War』(アンドリュー・ニコル監督)という南アフリカを舞台にした、武器売買の世界を描いた作品の撮影に入る予定。また「これまでシリアスな役柄が多いので、今後は、コミカルな作品にも挑戦したい」と語ってくれました。
『アイ,ロボット』ウィル・スミス[Will Smith]来日会見[2004.9.18up!]
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