公開初日の東京・有楽町の丸の内プラゼール。上映終了後、の13時ごろキャストの竹内結子さん、玉山鉄二氏、香里奈さん、新井浩文氏が浴衣で登場。これは主題歌担当のユーミン、松任谷由実さんが実家の呉服店でそれぞれイメージにあわせて生地を選び、仕立て、プレゼントした浴衣。『天国の本屋~恋火』では、本編の音楽をご主人、松任谷正隆氏が担当している。松任谷夫妻が映画の音楽をご夫婦で担当するのは、初めてのことだとか。
篠原監督は、「こんなに集まっていただきありがとうございます。出演者が浴衣だと聞いていたので、青いヤマキ(劇中で原田芳雄氏が演じるヤマキは赤いアロハ)って思いアロハシャツを着てきました。天国というのが、もう一つの現実であるかのようにエッセンスが伝わればいいなと思っております。」
町山健太役玉山鉄二氏 | 玉山鉄二氏 | 玉山鉄二氏 |
天国の住人。現世での心の傷からピアノが弾けなくなってしまった失意のピアニスト、桧山翔子役と商店街の和菓子屋の一人娘で、翔子の姪。商店街復興のため「恋する花火」の打ち上げに奔走する長瀬香夏子役と初の一人二役に挑戦した、竹内結子さん。「こんばんは(笑)・・・じゃなくて、こんにちは」(挨拶の最中にも客席から呼びかけの声!、その声に対して何度か答えている、ファン思いでやさしいのね。)「二役ということで撮影前は、いろいろ考えたのですが・・・撮影に入ってしまうと監督と相談したりしているうちに肩の力は抜けました」と二役挑戦について語るのでした。「気に入っていただけたら何回も観ていただけると嬉しいです」。というと即座にファン?から「何回も観ます!」の声がとんだ。
サトシ役新井浩文氏 | 由衣役香里奈さん | 由衣の弟役福谷亮弥君 |
リストラされたピアニスト。生きているのに「天国の本屋」の短期アルバイトとして雇われる町山健太役の玉山鉄二氏。「立ち見の方までいらして嬉しく思います」(やはり客席から玉山コール!)。「ピアニストの役なので1ヵ月半ぐらい、一日5時間ぐらい練習したんですが・・キーボードを先生から借りて家でも練習しました」と忙しいスケジュールのなかでの特訓ぶりを語る。また「芝居をする、プラスアルファ、音で表現する、手の使い方など、苦悩した点はあった」とも。そのせいで「達成感もあるし、幸せに思います」と挨拶を終えた。
心に秘密を抱えた「天国の本屋」の店員、由衣役の香里奈さん。このところ連続して出演映画が公開されている。「天国にこんな本屋があればいいなと思う」という。そして自身が「末っ子なので、かわいい弟がいればいいな」とも思ったそう。演技に関しては「セットに入ると自然と役に入れました」と語った。
由衣の弟役の福谷亮弥君、「『天国の本屋』でおねーちゃんと一緒でうれしかった」とマイクにむかってしっかりと話した。
「天国の本屋」の店員。由衣に思いを寄せる。ヤマキの弟子で移動士の見習いと配達係のサトシ役、新井浩文氏。「浴衣を着るのをきいていたんですが・・・鏡見て『ひとりだけバカボンみたいじゃん…(笑)』」。このあと「ばかぼーん!」のコールが起こることに・・。そして「面白いと思った方は、友達に勧めてください。面白くないと思った方は、黙っててください」と話した。
▼南の試写コメそっか~「天国」ってそういう場所なんだ。でもそうだったらいいのにな、と思わせる。不思議な設定に惹かれて原作が読んでみたくなり鑑賞後そくざに本屋に。それで「天国の本屋」シリーズを読みました。な~るほど~な良いお話です。ほかのお話も映画になればいいのにな~、そしたら観たいな~。
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