ユニセフ親善大使などの活躍もされる、韓国の国民的スター★アン・ソンギ(安聖基)氏。昨年は、『黒水仙』『武士-MUSA-』と画面でのシブーイ魅力は、会見中も。『シルミド/SILMIDO』では、684部隊を鍛え上げる空軍のリーダー、チェ・ジェヒョン准尉役。
「コンニチワ(日本語)」『シルミド/SILMIDO』公開前にこのように来日できて感慨深く思っております。1980年中盤、からほぼ毎年のように来日しておりまして、韓国映画をご紹介したりして自分なりには、日韓の交流を深めてきたつもりでおりますが、それがようやく今回結実したように思えとても感慨深いです。」
「私が最初に来日した時の映画は、スタジオ200(池袋)という単館での上映でして座席数が200席でした。そして今、この『シルミド/SILMIDO』が日本全国の200館で上映されるとのこと非常に嬉しく思っております。」
「それから空港でなんで簡単に入国できるんだろう?と思いました。今度来日する時は、ペ・ヨンジュンほどとは申しませんが、旋風が巻き起こるようになればと思います。(笑)」と日本でのペ・ヨンジュン旋風をご存知で会場を笑わせたのです。さすが…個人的なことを書けば、アン・ソンギ氏は、南も大好きな俳優さんでして…。
『リベラ・メ』『火山高』のイメージでこんな感じの人だろうと想像図とまったく違っていたのが、◆ホ・ジュノ(許峻豪)氏は、D&Gのサングラス、時計は、カルティエとオシャレで上質な素材のVネックのTシャツにブラックスーツで非常にスタイリッシュ。それに会見中、カメラを向けるとすぐに気が付いてくれて…好印象をうけました。なぜなら『シルミド/SILMIDO』の中では、チェ・ジェヒョン准尉の片腕で鬼教官で…でも最後には…という役柄。
「随分前にシルミドの状況について知る機会がありました。そしてそのシルミドの映画化の際には、是非出演したいと思っていまして、カン監督からお話を頂いた時には、無条件で出演を決めていました。そのように最初は大変喜んで撮影に飛び込みましたが、その喜びは、長くは続きませんでいた。私が演じるチョは、人物表現がとても難しくやればやるほど難しく感じたのです。それですからシルミ島での撮影は、"NG王"という名をいただきました。(笑)」
「撮影中にも絶対他の人には遅れないという決意を持って挑みました。それで撮影が終了し、海を渡って日本でも公開されることを嬉しく思っています。是非、多くの方々にご覧頂きたいです。」
Q:関係者の方に会われてアドバイスを?
◆ホ・ジュノ(許峻豪)「大変なプレッシャーを感じました。映画制作にあたり、関係者一同で最初にお祈りにいったのですが、私の前を横切ったご老人がいらして、ソル・ギョングさんから「あの方が生き残ったキム小隊長なんだよ」と教えてくれました。大変短い時間でしたので、こちらから声をかけることも、ご挨拶することもできなかたのですがキム氏も私を見て目に涙を浮かべていらっしゃいました。」
「そういう方の役割をしなければならないということで、特にその涙を見てからは、心が辛くキャスティングを喜んでいたことを忘れてプレッシャーを感じました。しかし結果的に生存者の方々に満足していただける映画を製作できたこと、撮影中の辛かったり大変だったりしましたが、今はとても嬉しく思っています。」