クリスティーナ・リッチはスタッフ全員の第一希望だった。脚本のアンソニー・ホロヴィッツは語る。「この役に必要なのはただ可愛い!というファクター以上にインテリジェンスがある!ということだった。なんといっても、これは女の子がただ殺人鬼に追い回されるだけのスラッシャー映画じゃないからね。インテリジェンスと高潔さの備わった女優、クリスティーナ・リッチ以外の候補なんて考えられない」
またプロデューサーのピーター・サミュエルソンは「クリスティーナ・リッチがイエスと言ったときが、この作品の本当の始まりだったんだ。彼女は何故我々が彼女を選んだのかを正確に理解して、自分にはほかの女優にはない、かすかにダークな部分があり、それがこれまでの出演作品の中で生かされてきた、と知っているんだ」とその感性を絶賛。
そして監督のブライアン・ギルバートは、「彼女は映画を見る観客を難なく自分に引き寄せ、どんなテーマでも信憑性のあるものと感じさせる能力を持っている。彼女の参加で、この作はファンタスティックでありながらリアリティのあるものになったと思う」と語った。
製作陣にベタぼれされたクリスティーナ・リッチ自身は、こう語っている。「バックパックを背負ってイギリスを歩きまわっているアメリカ人ということしかキャシーのことはわからない。記憶喪失になって、恐ろしい幻を見始めるけれど、それが何なのかもわからない。こんな役は今までにやったことがなかった。その上、脚本に緊張感があることも気に入ったの」そこでクリスティーナ・リッチは、これまでにどんな作品に出演していたかDVD購入が可能な作品を中心に紹介します。
『私は「うつ依存症」の女』2001原題:PROZAC NATION しあわせの処方箋エーリク・ショルビャルグ監督作。原題のプロザックは塩酸フルオキセチンの薬の名で米国のイーライリリー社の抗うつ剤。 | 『スリーピー・ホロウ』1999 原題:SLEEPY HOLLOW ティム・バートン監督作。1799 年。ニューヨーク北方の村で伝説の首なし騎士による連続殺人事件が発生。大地主バルタスの娘カトリーナ役。 | 『クリスティーナ・リッチの ピンク・モーテル』1999原題:NO VACANCY マリアス・バルチュナス 監督作。あるモーテルで繰り広げられる騒動を描いたコメディ。リリアン役。 |