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コ・ソヨン“スミは、愛さえも自らの宿命として淡々と受け入れるんです”――この作品の意義は? 面白くて娯楽を追及した映画だけではなく、少し何かを考えられるようなテーマの映画が出てきたということに、意味を感じていただければうれしいです。教育的などと言うと少し堅苦しいですが、若い人たちにもそんな目で見ていただけるとうれしいです。――イム・ビョンホとの恋愛はとてもストイックですね。スミは、彼と出会うまでは、自分の感情を押し殺して生きなければなりませんでした。そんな彼女が恋をするんです。リアリティを重視するなら、その愛さえも自らの宿命として淡々と受け入れるはずだと思いました。ですから、普通ならごく当り前のキスシーンすらないんです――今後、挑戦してみたい役柄は?韓国映画では女性のキャラクターがあまりにも限定されています。悲しくて、悲劇的で、大きな声を出すのもダメ。こういうのって保守的だと思うんです。私のところにくる脚本もメロドラマがほとんど。個人的にはスリラーが好きなんです。いずれにしても個性の強いキャラクターを演じてみたいですね。例えば、多重人格者とか、そんな役をやってみたいです。2003年3月27日 ホテル西洋銀座 公式インタビューより抜粋2003年5月29日の来日会見の記事はこちら