★☆INDEX☆★【1】イントロダクション【2】ストーリー&キャスト【3】試写会応募方法【4】南の試写会鑑賞記『公式サイト』(R-15)■南の試写会鑑賞記:(この先思いっきりネタバレしているところ→ ←間はカーソルをあてれば読めます。ネタバレのイヤな方は避けてくださいね。)登場人物全員死亡!?と宣伝がある以上常に《何かが起こる》とハラハラ&どきどき。物語は車で旅行に出かける娘とそれを見送る父親の会話から始まる。女の子2人旅?と思わせておいて、次のシーンでは、やーっぱり男の子が同乗している。死へのドライブの始まり。タンクローリーなど8台の車と22人のスタントマンによるハイウェイでの玉突き衝突・炎上事故。この事故でみんな亡くなった(ここから→)のだ!と思わせて実は全てが主人公:キンバリーの《予兆》(←ここまで)で、これが、ものスゴイ迫力なんだけど、また残酷極まりないの。冒頭の10分だけでもかなりのもの! ただ、このシーンでビビっていては、この先は見られません。そもそも「死」には、キッチリとした筋書きがあって予定外は許されないらしい。死に直面して、仮に生き延びたとしても必ず「死」が追いかけてくるっていうんだから。怖すぎです。ハイウェイ事故で(ここから→)生き延びた人の中から、最初の死亡者がでた。それは、宝くじに当選し高級車を乗り回すエバン。彼が不可解なアパートの火事から無事逃れ、助かった~と思わせたとこで、落下した非難ばしごが眼球を貫通する。(←ここまで)ここで一瞬、目を逸らして、画面に戻るとガーン!衝撃のシーンを見てしまった~と思った。このことをデヴィッド・リチャード・エリス監督が語っている。「僕が狙っていたのは、単に予想不可能なものじゃないんだ。観客は、犠牲者が死に追いやられるまでのプロセスの間に現れる死の小道具や仕掛けを見ながら、その中の何が死を招くのか探そうとする、そして、この人は死ぬんだと思って《今だ、死ぬ》という瞬間には、目を背けたくなる。でも実際は、画面に目を戻したその時こそ死が訪れて、結局はショックなシーンを見てしまう様に仕向けたんだ。」キンバリーには、次々と《予兆》が見える。(ここから→)平和の象徴の鳩が《死》を招く? 鳩の群れによって工事現場でクレーンにつるされた強化ガラス?が落下しペシャンコに潰れる青年:ティム。クリアーな板だから人の潰れる様子が、しっかり見えてしまうのです。(←ここまで)「死」がその人を追ってくる。その証拠に1年前に起きてしまった180便の航空機事故での生存者は、次々と奇怪な死をとげたことが明らかになってくる。生存者はただ一人の女性:クレア・リバーズ。そのクレアの協力のもとに《死神》との対決が繰り広げられていく。《死の筋書き》に詳しい葬儀屋から「死」に対抗できるのは「新たな生命」というヒントをもらい、生存者の中にいた妊婦の《出産》がそれだと考える。ティムの母:ノラの死の《予兆》は、ヤク中のローリーがを見る。(ここから→)ノラはエレベーターのドアに首を挟まれ、首を境に上下に真っ二つ。しかも転がった顔がバーンとアップになる。(←ここまで)なんだか自分の体がなんともないか確かめたくなる。もちろんなんともないんだけど。ひょ~え~。仕事だけど…もう、ここで観るのをやめて帰りたい!?と思ってしまった。もちろん、そんな人は誰一人いませんでした。ハイウェイでの事故から免れた人物たちには、ある共通点があったことがわかる。再び起きる自動車事故。ここでキャリアウーマン女性:キャットが車から出られなくなる。(ここから→)救出作業の衝撃でエアバッグが膨らみ、後方から突き出たパイプが後頭部から貫通して亡くなる。(←ここまで)無事に助かったと思わせといてやっぱり、それで亡くなるのね。間髪いれず次の衝撃へ。まさに秒殺ってこのことねと思いつつ。キャットの手から転がり落ちたタバコが原因で漏れたオイルに着火してRV車が爆発!(ここから→)その部品がふっ飛びローリーの元へ。マジック・ショーのBOXのように胴体を輪切りにされ、体がだるま落としのように崩れていく(←ここまで)やっぱり、帰ればよかった~。容赦なくまだまだ続く。衝撃シーンの時間差攻撃!と呼びたい。ものすごく緻密に計算された感じに静止⇒崩れる等の見せ方のテンポがなんともいえません。病院に運び込まれたユージーンは、助け出そうとしたクレアと共に人工呼吸器の酸素の漏れとコンセントの漏電で病室ごと吹き飛ばされる。無事《出産》したのに《死の筋書き》は変わっていない。「死」に勝つ方法は自らの死?だと悟ったキンバリーは、救急車ごと湖に。(ここから→)バーク刑事に救助され、一時は心臓停止におちいるが、生き返る。(←ここまで)これこそが葬儀屋の言っていた「新たな生命」だったのだ。これでリセットされた~とバーベキューを楽しむキンバリーとバーク刑事。二人はそこで少し前に起きた出来事を知る。自動車事故発生時に車にはねられそうになった青年は、その時に命拾いをしていた。そう《死のリスト》の《筋書き》が変えらてれた。(ここから→)バーベキューの出来上がりを待つ母のお皿の上に、こんがり焼けた息子の腕が飛んでくる。(←ここまで)絶句!ここまでやっちゃうの?!《死神》は、まだ近くにいた。[2003年5月21日 映画美学校第一試写室にて鑑賞]