テクノポップ/近未来型アイドル

エレクトロガール☆Mizcaとpal@pop(3ページ目)

エレクトロガール第6弾! デビュー時は、光岡昌美。pal@popこと高野健一のプロデュースのもと、Mizcaとしてエレクトロガールに突如変身!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

pal@pop


なるほどなぁと肯いたのが、プロデューサーの起用。中田ヤスタカ以外にエレクトロガールのプロデューサーやコンポーザーとして誰がいるかと考えた時、石野卓球、大沢伸一、田中智之、Taku Takahashi(この3人はravex)、RAM RIDER・・・とか思い浮かびますが、pal@pop(高野健一)と来るかーと。彼は、『三陸産のウニに涙したい』『さくら』のヒットで知られる隠れたポップマエストロ。余談ですが、Saori@destinyの名前って、デジャブ感があったのですが、pal@popに近い(笑)!

NEW CHAPPIE
高野健一名義になってからウェットな作風(これはこれでいい)が多いですが、pal@pop時代の活動としては、Chappieを覚えている方も多いでしょう。Chappie自体は、デザイン集団GROOVISIONSが生み出したキャラクターですが、細野晴臣、松本隆、小西康陽など、複数のアーティストが参加した企画です。その中でも、フューチャーポップ的サウンドで際立っていたのが、pal@popの作品。アルバム『NEW CHAPPIE』(1999年)では彼が2曲関わり、その前後にリリースされた2枚のシングル『Welcoming Morning』(1999年)と『the never ending rainbows』(2001年)は、実質pal@popの作品と考えてもいいでしょう。

pal@pop
2002年にリリースされた、前述のChappie関連音源も収録した『pal@pop』は隠れた早すぎたフューチャーポップ名盤で、あの時期のcapsuleとも並列に考えていいでしょう。Perfumeでの中田ヤスタカの持ち味を考えると、テクノであると同等にポップという部分が大きいと思うんです・・・そう意味で、どちらにも長けたpal@popというのは大正解だと。

キラキラ☆
2010年1月20日のデビュー・シングル『キラキラ☆』は、いまどきのエレクトロでありつつ、pal@popらしい琴線を揺さぶるテクノポップに仕上がっています。


Mizca Official Website
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