テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープ~秘密ギャラリー

名古屋発ニューウェイヴ・バンド、ぶどう÷グレープの5枚目のアルバムは、最高傑作!?にして最大の問題作!? リーダーのながいさん登場!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

近頃、名古屋づいています。精力的を超えて、絶倫の粋に突入したぶどう÷グレープ! オリジナル・アルバム第5弾は、『秘密ギャラリー』は11月11日にリリース! リーダーのながい÷グレープさんまたもや登場!

名古屋とショッカーズ


ガイド:
2008年の12月に前回のインタヴューをしましたが、遂に6度目のインタヴューとなりました。相変わらずの精力的な活動ですね!

ながい:
絶倫ですねー。そっかー、6度目ですか~。このまま続いて10回目になったら記念に何か楽しい事しましょう☆
ぶどう÷グレープ


ガイド:
はい、面白企画でもやりましょう。

最近、何故か名古屋で活動されている方々に関する記事が増えています。ホンダトロンさんと「名古屋のテクノポップ」というテーマで対談をしたのですが、ながいさんから聞いたという名古屋の80年代シーンの話なども出てきました。第1回目のインタヴューでながいさんも80年代に活動されていたショッカーズ時代の話を少しされていましたが、S-KENさんプロデュースの幻のシングルはいつか聞いてみたいです。

名古屋のテクノポップ

ながい:
81年に録音されたザ・ショッカーズの幻シングル『骨無しさかなのフライ/何を背負ってるの』は、なかなか面白い作品でした。もしもマスターテープが残ってるなら、世に出すべきですね。
目黒のマッドスタジオという、当時、東京ロッカーズ周辺のバンドの多くがレコーディングしていた場所で録ったんですよ。マルチマスターが何処かに存在しているなら、ちゃんとMIXしたいです。

オリジナル・ショッカーズ(僕の他に、ベース/久保田亨(PSA)、ドラム/中村達也(ロザリオス))は2009/12/05(土)名古屋・大須のell.SIZE で再結成ライヴやります!

ガイド:
ショッカーズ再形成ライヴとは楽しみです!

今さらですが、メンバーの方々はみなさん、名古屋人でしたっけ? 名古屋に対する思い入れ等あれば、ぜひ聞いてみたいです。僕はどうしても、きしめんと名古屋嬢のイメージが強いです(笑)。

ながい:
名古屋人です。僕が思うに名古屋の土壌というのは平均的日本という雰囲気が強いのではないでしょうか。極端な例えですが、鮎川誠の博多弁、町田康の大阪弁から感じられるような、生まれもってのロック土着感みたいなものが名古屋には希薄かもしれませんね。地域性がアピールされるのは、自然になされてこそ、であり、「こ れこそ名古屋だぎゃー」と片意地はって登場するのは決まってダサイんですね。やってる音楽と地元感覚を結びつける根本的な何かが足りないんだろうなとは感じます。それは寂しい事なんですが・・・。
生活の場としての名古屋は素晴らしいと感じています。東京、大阪の間にあるのも大きなメリットです。
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