The best thing
先生:
出だしは、The Killersの「Mr. Brightside (Jacques Lu Cont Mix)」がよぎりました。スチュワート・プライス風のイントロで、capsule風の曲をPerfumeでやってみましたという感じ。「NIGHT FLIGHT」と「I still love U」に隠れてしまっていますが、この曲はかなり好き。
博士:
私は、ねじ巻きのリボンをつけた女の子ロボットが踊りだしそうでドッキリしました。しかし地味な曲ですよね。少々長めのイントロで散々待たせたと思うと出てきたAメロがまた地味・・・。イントロのフレーズもあんまり曲調と関係ないなぁと思ってるとこの曲、次のSpeed of Sound との繋がりが神業。そうかぁ~このイントロこう来るのか・・・って感じですね。これは何かライヴ・パフォーマンスが期待できます。
研究生:
僕はMEGっぽく聴こえましたが、このへんのハウスっぽい曲って、中田プロデューサー自身もcapsuleだ、MEGだ、Perfumeだといちいち作りわけしていなさそうですね。アミーゴの場合は、少しエロい歌詞にしておこうかぐらいなのかな(笑)。最初、渋い感じで進行するシンセリフに注目したのですが、聴けば聴くほど胸キュンなメロディーにハマります。ライヴで聴くとグッと来そうですね~。で、この曲にもディープハウステイストが漂っていますが、とても“抜けが良い”曲に仕上がっているように思いました。同系統の「Zero Gravity」と比べ、こちらの方がよりポップなのでは。
Speed of Sound
博士:
「Speed of Sound」はまるでツアーを意識した着替え曲ですね。私的には冒頭にあれば世界感が強調されてよかったようにも思いましたが何分長いのでイントロ曲としては難しい。CDはA面・B面がないのが残念。レコード時代ではB面にも冒頭が有りますから。で片面はヒットメドレーで片面をコンセプシャルにまとめる事も出来たのですが~。
研究生:
リズムパターンは、ラテンハウスっぽかったり。友人には2ステップっぽいと感じた人もいました。しかし、バッキングで刻まれるシンセリフは、これまた完全にディープハウス。ラテンミュージックやディープハウスをルーツに持つ、ハウシーなテクノ(デトロイトのLos Hermanosとか)にもありそうなサウンドです。そして、ちょっぴりMasters At Work(ディープハウス界の大御所プロデューサーが組むユニット)っぽいですね。
小悪魔:
ですよねー。ほんと完全にディープハウスですね。一音一音聴いても。これも「Zero Gravity」と同じく、フロア映えしますね。オサレ!
研究生:
シンセリフを聴いていると、Body & Soul系コンピレーションなど、ハウス~テック系の各コンピに収録された大ヒット曲のAril Brankaの「Groove La Chord」も思い出されます(この人もデトロイト系のコンポーザー)。わりと定番のパターンですが、ハウス畑の人が“JAZZ”のワードで表現する黒いフィーリング~往年のフュージョンっぽくもある感覚なんですが~は感じとれるのでは。
小悪魔:
こちらも激しく同意です。Aril Branka!定番過ぎますがPerfumeで使われると新鮮ですね。確かに黒い感覚はふんだんに嗅ぎ取れます。わたしが黒いハウスばっか聴いてた(聴いてる)からなのですが。