Zero Gravity
小悪魔:
ハウスビーツ炸裂!気持ちいい位わかりやすいキラキラ感や疾走感でしょ?どうしても、ハウスが基本のわたしには光り輝いて聴こえます。このキラキラのバックトラックはHouse Nation系?(解り易いたとえで)いや、ディープハウスのパーティーで明け方流れたら感動する系ですね。中期のcapsuleの音とはまた違いますが、印象は似ている気がします。全く迷いがない感じ。
先生:
友達が、FPMっぽいという意見を出していましたが、この辺りは確かに。
研究生:
King Street、Strictly Rhythm、Body & Soul・・・と、ディープハウス系の定番キーワードが思い浮かびました。
知人の感想では「ジャジーな感じ」でした。そして、タイトルはまんまMad Mike・・・まさかデトロイト?!とびっくりしたんですが、あ、こっちのジャジーねと(笑)。コード進行は黒いけれど、肌触りはつるんとしている。NY系の洗練されたディープハウスでは。特に4:00あたりからの展開はモロにBody & Soul系。90sテイストを色濃く漂わせている一曲だと思います。
助手:
Body & Soul系!たしかに!ほんと意見が合うなー。もう俺いらないじゃん(ちらりと先生のほうを見ながら)。
先生:
そんな顔でこっちを見ないでください。意見は被りますが、キャラが違うからいいです。
助手:
でも、90’sテイストというのは今回のアルバムの大きな要素ですよね。ボクとか研究生の世代にとっての原風景というか、まさかそんな時代が来ましたかって感じですが、ここ半年くらい前から盛り上がってきていることは確かですよ。少なくとも僕の中では。
先生:
お、なんか必死でコメントしようとしてますが、結局のところ自分の中で90’sが流行ってるっていうだけの情報ですよね、それ。そんな助手はさておき、博士はどうでしたか?
博士:
これは、一番好きな曲かもしれない。さっと聞いたら絶対スルーする曲なんですが、躓くと何処までもつんのめって行きそうな曲です。唄モノというより近代的な器楽曲を思わせる。つかみどころの無い浮遊感のあるメロディー。 こういう曲はポップスだけやってた人には、なかなか作れないものです。