テクノポップ/アーティストインタヴュー

CUBE(K5)~Interaction form(2ページ目)

CUBE(K5)さんは、教授トリビュート『music plans skmt tribute』や『TECHNO4POP Vol.4』にも参加。iTMSでの『Interaction form』配信を記念して、インタヴューいたしました!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Interaction form

ガイド:
Interaction form
さて、アルバム『Interaction form』について伺わせて下さい。

TECHNO4POP Vol.4
このアルバムにも収録の「HOT SPICE!!」は、テクノポップ系コンピレーション『TECHNO4POP Vol.4』(2006年)にも収録されていますね。こちらのアルバムもAll Aboutで紹介しましたが、参加はどのようなきっかけで?

TECHNO 4 POP~VOL.4

CUBE:
『TECHNO4POP Vol.4』はSweepRecordの小林氏からオファーを頂きました。出来上がったCDを見たら結構、知り合いのミュージシャンが参加していてビックリしました(笑)。あ、3月にアメリカのレーベル、MAR CREATIONからもリリースされたようです。

ガイド:
「HOT SPICE!!」は所謂ロボ声曲ですが、ロボ声を作るに当たって、何かこだわりはありましたか?

CUBE:
音色的には丸くなりすぎないよう、かかりの良い音を作りました。高音域はのびのびした雰囲気を出したかったので、ちょうどスクリッティ・ポリッティの『PROVISION』に参加したロジャー・トラウトマンのような感じを意識しつつ、でも粘っこくならないようにしました。

ガイド:
今回のアルバムで一番気に入ったのは「flower」です。なかなかジーンとくるメロディー構成がいいですね。

CUBE:
ありがとうございます!僕も最も思い入れの深い曲の中の一つです。視界が広がっていく、心がどんどん晴れていくような情景を表現したかったんです。華(花)が開くような。もともとは「桜」にインスパイアされたんですけどね。

TENORI-ON

ガイド:
チリチリ・エレクトロニカ路線の「clear」は、比較的最近に作った曲ですよね。

CUBE:
そうなんです。TENORI-ONという楽器を使っています。サンプリングしたドラムはDUBを意識しています。サウンド全体の機械的な尖りをまるで喧嘩の仲裁のように(笑)ローズのピアノの音で丸くおさめています。昨年夏に山口のYCAMや金沢の21世紀美術館へ行ったんですけども、脳がいろんないい刺激を受けまして。それがこの曲を作るきっかけになっています。
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