テクノポップ/アーティストインタヴュー

S-KLAPP~エレクトロPOP MUZIK(2ページ目)

S-KLAPP名義でアルバム『Born To Be ELECTRICAL』をドロップしたばかりのタナカトモナオさんにインタヴュー! ANATAKIKOUの松浦正樹さんをfeaturingした「DISCO45」を初め、聴き所満載。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ORANGE RECORDSの頭脳

ガイド:
レコーディングエンジニア、リミキサー、ORANGE RECORDSの頭脳(笑)など色々な顔を持たれていますが、今回S-KLAPPとして活動しようと思ったきっかけは? ソロとしては、One For Oneとしても活動されていますよね。

タナカ:
歌ものユニットとしてはnovaFASEというものをやってたのですが、ユニットである必要性が見いだせなくて終わりにしたんです。そういうこともあり、歌が中心のポップなサウンドを発表するための新しい場としてSーKLAPPを始めました。

"One Four One"は、オールジャンル系のDJに影響をうけて始めたユニットです。こちらはサンプリングサウンドや、生音の要素が強く、その辺りがS-KLAPPとは大きく違うところです。今後"One Four One"の名義でもリリースする予定です。

ガイド:
Dislocation Dance
ORANGE RECORDSと言えば、「HEART BREAK TAIYO-ZUKI in FRANKFURT 1993」(スターボーの「ハートブレイク太陽族」のカヴァー)が収録された12インチ『Dislocation Dance』(2000年)は、僕にとっては貴重盤の一つです。タナカさんも関わっていますよね。

タナカ:
THE ORANGERSですね(笑)。THE ORANGERSで印象深いのは、ベイサイドジェニーでSpeaMintと共演したライブにTHE ORANGERSのメンバーとして参加したことです。その時、僕はNordLeadとボイスチェンジャーでノイズ担当してました、マスク越しに口にマイクをくわえてた気がします(笑)音源。制作に関しては、確か何も手伝った記憶がないのですが、何かクレジットされてましたっけ?

ガイド:
はい、ちゃんとクレジットされていますよ(笑)。

タナカ:
THE ORANGERSがスターボーのカヴァーをしたきっかけのひとつとして僕が一緒にイベントをやっていた、山本ニュー氏(四方さんもよくご存知の)と、福田氏(後の8bits中心人物)の二人の影響が大きいと思うんです。Chip'n'Roll(シリコンティーンズの曲名からです)という80'sテクノポップ&エレポップを中心にかけるイベントだったのですが、そこで福田氏が「Pop Muzik」を45かけしてたりして、そこで得た感覚というのは僕にとっても重要かもしれないです。ピチカートファイブが「地球は1分間に45回転で回っている」 って言い出す何年も前ですからね。

contemodeに参加

ガイド:
はい、山本さんとは「レゲエ歌謡対談」なんかもAll About上でさせて頂いています。

contemode V.A.
ところで、グルーヴあんちゃんとのユニット、novaFASEは、今をときめくcapsuleの中田ヤスタカ主宰のcontemodeのコンピ『contemode V.A.』(2003年)にも参加されていますね。これはどのようなきっかけ で?

タナカ:
僕も詳しくは知らないのですが、ORANGE RECORDSに連絡があったのでは。novaFASEの1stアルバムをリリースして随分経ってからだったように思います。そのあと大阪でのイベントをORANGE RECORDSが協力することになるのですが、当時のcapsuleのテイストと近いものを中田氏がちゃんとチェックしてたんじゃないでしょうか。その後、僕の友人達もいろいろと関わってますから。

でも実際はどうだったんだろう?誰か教えてください(笑)。
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