テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープの「F・N・T!」を聴こう(5ページ目)

アメリカツアーでは、The B-52'sに例えられたぶどう÷グレープ、『FIVE HITS & DUST』と問題作「F・N・T!」を収録した『JUICE!』の二枚のリリースを記念して5回目のインタヴューです。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ひねくれPOP

ガイド:
ジャンルの表記を見て笑いました。
邦楽 (J-POP/ROCK/TECHNO POP/NEW WAVE/ and...ひねくれ POP)
ひねくれPOPってジャンルなんですね。

くみんこ÷グレープ:
ジャンルって・・難しいですよね(笑)。

ながい÷グレープ:
まあ、レーベルがつけた言葉なんでしょうけどね。思うに、悲しいかな、売れてないから「ひねくれ」と付くのであって、売れた時点でそれが外れる。そんな気がします。

くみんこ÷グレープ:
でもPOPっていうだけだと意味が広すぎるし。。。なかなかわかりやすいジャンル表記かもって気もします☆

ガイド:
同じ名古屋で活動中のビニールハウステクノポップのチカチカの中島竹清さんが、1曲目の「乙女のプライス」に参加していますね。これは、ライヴで意気投合みたいな感じなんでしょうか?

ながい÷グレープ:
特に意気投合はしていませんが、近場にいる打ち込み得意野郎なので助けてもらいました(笑)。この曲はビデオクリップも撮った、いわゆるオシの曲なんですが、カッコよいアレンジになったと思います。

くみんこは乙女か?

ガイド:
2曲目も乙女繋がりで「乙女回帰線」。今回、乙女にこだわっていますが、そろそろ、くみんこさんにも乙女を目指してもらおうという意図の表れでしょうか?

くみんこ÷グレープ:
がーん。わたし、まだ乙女じゃなかったんですね・・・・(笑)
(実は乙女の)くみんこ


ガイド:
時々、僕はさりげなく失礼なことをいいますので、気をつけてください。いえいえ、くみんこさんはロックな乙女ですよ(いまさら遅いと思いますが)。

ながい÷グレープ:
でも、女の人って不思議だ。多くの人が自分の人生のピークを十代後半から二十代前半に見据えてて、それ以降はどこかあきらめモードだったり、なげやりな感じだったり・・。それって、ちょっともったいない。もっとずっと強気でいいのに。くみんこに乙女を目指して欲しいというより、彼女というファクターを 通して女性に呼びかけたい気持ちはあります。
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