オヤジトロニクス |
オヤジトロニクスは壮大です
ガイド:やっぱりテクノポップは三人組ですよね。YMOしかり、イモ欽トリオしかり、Perfumeしかり。
で、このオヤジトロニクスのメンバーはどのように集めたんでしょうか? 未だに顔知らない人もいるんだから、居酒屋じゃないですよね。
モリヤビッチ:
mixiで集めました(笑)。
クローリアン:
半分ホントです。
モリヤビッチ:
クローリアンさんとは、10数年前から郵便で音源とか手紙のやりとりをしてたんで、古くからの知り合いだったんですが、ウツミさんは私が入ってるmixiのテクノ系のコミュで「こんなの作ってみました」ってときどき書き込まれていたのを聴いてスカウト(笑)しました。
どれも私のツボにはまる演奏でアレンジのアイデアも素晴らしい。しかもプロフィールの顔写真もオヤジトロニクスの看板にふさわしいオヤジテクノポッパーな面構えで、まさにテクノポップの神(笑)がオヤジトロニクスの為に引き合わせてくれた男であると確信しました。
ウツミ:
あはは。いちいち言うことが大袈裟ですね。
モリヤビッチ:
オヤジトロニクスは、たまたまネット上で仲良くなった友人同士で盛り上がって組んだというグループではなくて、まずオヤジトロニクス構想(笑)が明確に私の中にあって、それを実現化すべく人選したんです。
ガイド:
そこらの若造とやっぱりオヤジは違いますね。壮大な構想ですね!
ウツミ:
そうですね。別に仲良しグループではないですよね。
クローリアン:
その辺はYMO的なコンセプチュアルな結成の仕方で、いかにもテクノポップグループっぽいよね。
ウツミ:
まずオヤジトロニクスとして最初にやった作業は、マニフェスト作 りですから(笑)。僕は理屈っぽいことはキライなのでタッチしませんでしたが、でも、そのマニフェストを、ちゃっかり歌詞の一部として使ってます(笑)。
「オヤジトロニクス」マニフェスト
オヤジトロニクスは、テクノポップしかやりません。
オヤジトロニクスは、創作活動からリタイアした
テクノポップ好きの「オジサン」達へ
エールを送ります。
リアルタイム世代だけが知る
テクノポップの「空気感」を
若いテクノポップ世代に伝えます。
オヤジトロニクスは何事も高らかに宣言する!
だがしかし、それを忘れてしまう事もある!
オヤジトロニクスはやっぱり強引です
ガイド:では、簡単にオヤジらしくメンバーの自己紹介をして頂けないでしょうか?
ウツミ:
ガテン系テクノポッパー。2月6日生まれのUtsumi・February6です。略してUTSUMixと呼んでください。YMOでの高橋ユキヒロさん。イモ欽トリオでの長江健次さん。Perfumeでの・・・??? ん~よくわかりませんが、オヤジトロニクスではそんな位置づけです。
モリヤビッチ:
アハハハ。UTSUMixさんの名前の由来、初めて知りましたよ。私はてっきりヒロミックスさんの影響かと(笑)。
ていうか、February6を略しても・・・!?。ああ、ここツッコミ入れるとこなんですね(笑)。
ウツミ:
ウツミフェブラリーシックスですよ。Sixの、ックスで終わってるから・・・判ってくださいよぉ。二つで十分ですよ。
ガイド:
オヤジらしい強引さが素敵ですね。
モリヤビッチ:
私は、最年長なのとオヤジトロニクス構想(笑)を打ち出した本人ということで一応、プロデューサーということになってます。あと、デジタルスのリーダーとホタテクノレーベルのマスターもやってます。
クローリアン:
ジャケットの絵を担当したクローリアン・シュナイダーです。絵の方は本職です。
◆クローリアン個人サイト
曲製作もやりました。オヤジ的エピソードとしてはハードシンセに対するこだわりですかね。音色もプリセットをまんま使うと負けた気がする辺りも、今や古い価値観でしょうか。アナログorデジタルのこだわりは強くありませんが、音色の作りやすいシンセを揃えています。
モリヤビッチ:
機材はクローリアンさんが一番持っているかも。ヴィンテージシンセは私が一番多いと思いますが。とにかく、クローリアンさんのシンセの音色へのこだわりには感心します。ウツミさんはとにかく三人の中でダントツの美声の持ち主。
ウツミ:
便宜上肩書きをつけたりしてますが、実際はみんなが歌ってるし、打ち込みも、作詞も作曲もやってます。