日本文化との出会い
ガイド:日本文化(ポップカルチャー)や日本の音楽にはいつ頃から興味を持ったのですか?
パトリック:
覚えている限りで最も古いものは、子供のころテレビでやっていた日本のアニメです。例えば「ロッキーチャック」、「キャプテンハーロック」、「マジンガーZ」、「太陽の子エステバン」、「鉄腕アトム」、「トム・ソーヤーの冒険」などなど。これらが記憶の奥にずっと残っていたので、後に日本に興味を持つようになったのだと思います。日本語の勉強を始めて、アニメの一話の最後に必ず出てくる「つづく」の文字の意味を理解できた時は本当に感動の一瞬でした!
音楽では、90年代に少年ナイフ、チボ・マット、バファロー・ドーター、スーパースナッズに興味を持つようになり、97・98年ぐらいにピチカート、コーネリアス、カヒミカリィに出会いました。
最近のお気に入り
ガイド:パトリックさんが最近気に入っている日本の作品は?
パトリック:
最近は野本かりあの『Dance Music』、the fascinationsの『color code』、dahliaの『Beautiful, But Noir』、Ino Hidefumi、そしてインディーズエレクトロのAkane Hosakaなどが気に入っています。
Glad en Mono
ガイド:パトリックさんは、Glad en Monoという音楽活動もしていますが、どんな音楽が皆さんに紹介してください。
パトリック:
ハハ!よく知っていますね。ちょっと恥ずかしいです。
説明するのは難しいので、こちらで聴いていただくのが一番早いかも知れません。言葉にすると、インストルメンタル・エクスペリメンタル・ハッピー・エレクトロ・ポップと言えるかな。大抵の曲はとても短く、シンセサイザー2台で生演奏できるピコピコした音楽です。北米で80年代に販売されていた安いシンセサイザー「Concertmate-600」が音のベースになっています。イタリア・ローマ発エレクトロ中心のネットラジオradioddにも紹介されていますので、是非聴いてみてください。
最近は活動していないですが、またいつか曲を作ってライヴをやりたいと考えています。
ガイド:
どうもご協力ありがとうございました。
パトリック:
こちらこそどうもありがとうございました!