テクノポップ/テクノポップ関連情報

テクノポップ・レコ屋MECANO(前編)(4ページ目)

中野ブロードウェイ3階に構える、One & Onlyなレコード屋、それがshop MECANO。テクノポップの情報発信源だったディスクユニオン渋谷2号店・店長時代の話から、MECANO店長の中野メカノ氏にインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ドイツ~イギリス

ガイド:
ドイツへはご自身でも結構行かれているんですよね。やっぱり、入り口はクラフトワークだったんでしょうか?

メカノ:
いや最初はバックパッカーで。21歳の時ですね。それまで滞在していたイギリスから出た後、ヨーロッパ各国、スペイン、ユーゴスラビア、ギリシャまでほっつき歩いた放浪の最終地点でした。その頃にはヨーロッパ鉄道のフリーパス券が切れていてヒッチハイクで移動してました。ミュンヘンで「コンピューター・ワールド・ツアー」を見れたのは日程の都合はつけましたが偶然です。

その後は取材やら仕事、最近はジャーマンロックに強い友達のレーベル「キャプテン・トリップ」のツアー添乗員とかでも行ってますね。私、普段は酒を飲まないんですが、ドイツのビールは別ですね。実にウマイ。あとドイツの施設の機能美はいつも惚れ惚れします。だからドイツに行くのはクラフトワークが特別目的ではありません。勿論クリング・クラング・スタジオは見に行きましたけど。mixi見れる方は下記日記をどうぞ。

ガイド:
でも、ロンドンにもおられたんですよね。ドイツでなくてどうしてイギリスに?

メカノ:
大学行くより海外生活をした方が面白かろう、と高校時代から計画していました。親に言い訳として英語をマスターしに留学すると言いまして。アメリカは好きじゃないんで選択肢に入りませんでした。そもそもプログレが好きだったってのもあり、なら本場はイギリスだろう、という19歳の判断で。でも渡英資金を貯めているうちにニューウエーブがどえらい事になってしまい、その火中に飛び込む結果になりました。あれは得がたい体験でした。それもmixiに書きましたが、

見れない方に説明すると80-81年にロンドンで
バウハウス /デッド・オア・アライヴ /リーグ・オブ・ジェントルマン /サイケデリックファーズ /ドクター・フィールグッド /スプリット・エンズ /キャバレー・ボルテール /U2 /リック・ウエイクマン /YES /メタボリスト /レモン・キトゥンズ /ルーダス /エッセンシャル・ロジック /UKサブス /DAF /ディス・ヒート /ポップ・グループ /シンプル・マインズ /タキシード・ムーン /ホークウインド /タンジェリン・ドリーム /モノクローム・セット /OMD /シアター・オブ・ヘイト /ファッド・ガジェット /キリング・ジョーク /ディスチャージ /ペル・ウブ /ヴァージン・プルーンズ /MO-DETTS /ジャパン /チェルシー /オウ・ペアーズ /ジョン・アンダーソン /トーキング・ヘッズ /ヒューマン・リーグ /ウルトラヴォックス /ピーター・ハミル /SPK /ACR /ニューオーダー /ドゥルッティコラム /スロッビング・グリッスル /NON /CLOCK DVA /MAGMA /RICHARD PINAS /ラウンジリザース /アソシエイツ/スネークフィンガー……
などを見たんです。これは人生狂いますよ。(笑)
* * *

インタヴュー前編はこの辺で終わりとします。引き続き、MECANOお勧めディスクなどは後編にて。
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