テクノポップ/テクノポップ関連情報

ネオ演歌 90’s & beyond(2ページ目)

『演歌の女王』で演歌ブーム?? 80年代に続いて90年代以降のネオ演歌を掘りましょう。先ずは激しいアクションで知られるアニキ! そして犬先生に噛み殺されたあの人も。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ブレイクビーツ演歌

浪漫~ROMAN~
今回、他の音楽識者の意見も聞いてみたのですが、そこで出てきたのが紅白にも出場した憲三郎&ジョージ山本の『浪漫~ROMAN~』(1996年)。一見ド演歌ですが、ブレイクビーツを導入するなどの実験がされています。

ダブ演歌

MAGICAL MONKEY GROOVE
レゲエ歌謡部ダブ歌謡課として紹介したのが増田恵子「すずめ(dove Mix)」。歌謡曲のクラブリミックスを集めた『MAGICAL MONKEY GROOVE』(1999年)に収録されています。オリジナルの「すずめ」は中島みゆき作です。中島みゆきはニューミュージックの人にカテゴライズされるかもしれませんが、彼女の情念の強さは明らかに演歌です。演歌以上に怨歌です。Soft Balletの藤井麻輝によるダブミックスとの相性も大変よろしい。

平成歌謡界のハレー彗星

東馬健 ヒット・コレクション セルロイドの夜
ケラリーノ・サンドロヴィッチが脚本・監督として放つ80年代青春映画『1980』で平成歌謡界のハレー彗星、東馬健がはまり役だったミッチーこと及川光博。彼が東馬健としてリリースしたムード歌謡集が、『東馬健 ヒット・コレクションセルロイドの夜』(2003年)です。タイトルの「セルロイドの夜」は、ムード歌謡ど真ん中。和ものグルーヴとしてお勧めが、「星降る街角(極東MIX)」。

そう言えば、クリスマスTV特番「Merry X'mas Show」で米米クラブとCharが「Jumpin' Jack Flash」と「星降る街角」の今で言うところのマッシュアップを披露していたのを思い出します。石井竜也とミッチーはキャラが被りますね。

1980(イチキュウハチマル)
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