テクノポップ/テクノポップ関連情報

超モンスターヒットを生んだ怪奇ディスコ(2ページ目)

ディスコ・ブームの最中生まれたのが、「ソウル・ドラキュラ」をはじめとした怪奇ディスコ。そして、日本では1978年、世界では1982年、怪奇ディスコ直系の超モンスターヒットが生まれます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

二匹目のどじょう

ソウル・フランケンシュタイン
ここまで来ると、典型的な二匹目のどじょうレースです。同じくフランスにてCaptain DAXの『ソウル・フランケンシュタイン』(1976年)は、急遽製作されました。でも、『ソウル・狼男』まで悪乗りしてくれなかったのが残念です。

セクシー・ドラキュラ
ドラキュラ第2弾は、ムッシュ・ゴラゲールの『セクシー・ドラキュラ』(1976年)です。クレジットは、A. Goraguerとあるので、ジャズ・ピアニストのアラン・ゴラゲールの変名仕事と考えられます。両方とも明らかに日本でのヒットをダーゲットにしています。

快傑!ソウル・キャット
ヒットの張本人、Hot Bloodが第2弾として放ったのは、『快傑!ソウル・キャット(原題:Le Chat)』(1976年)。今度は、「ニャーニャー」で怪奇ディスコと呼ぶにはあまりにも小粒なやつです。しかも、シングルは「ぬり絵つき」と・・・なんだかトホホです。路線をモンスターに戻して、『ベイビー・フランケンシュタイン』(1977年)、『ドラキュラ・パーティ』(1977年)とリリースしますが、すでに怪奇ディスコ・ブームは終わってしまったようです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます