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韓流フォークトロニカ~oldfish(2ページ目)

韓国のKings Of Convenienceと呼びたくなる、oldfish。今までの韓国ポップのイメージを変えてくれるエレクトロニカ。日本でのデビュー・アルバムのリリース記念としてインタヴュー!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

デビュー・アルバムについて

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
room.ing
ガイド:
日本でのデビュー・アルバムは、『room.ing』ですよね。韓国では今までどのくらいリリースをしたのですか?

oldfish:
2003~2004年にミニアルバムを3枚とフルアルバム1枚を自主制作でリリースして、2005年9月にパステルミュージックよりアルバム『room.ing』をリリースしました。また、2006年イギリスでイギリスのバンドとオムニバスアルバムをリリースしたこともあります。

2003~2004年にリリースしたミニアルバムは、100~200枚限定で公演会場やインターネットのみで販売をしました。今はファンの方々が買い求めることができないので、次の機会に再発売をしたいと考えています。

ガイド:
日本でリリースする事になった経緯は? また、以前から日本でのリリースを望んでいたのですか?

oldfish:
パステルミュージックと親交のある日本のレーベル経由でMIK recordsのスタッフに音が渡り、気に入ってもらえたと聞いてます。以前から日本とイギリスでアルバム発売と公演を望んでいました。今はセカンドアルバムの発売に向けて準備中です。

ガイド:
オープニング曲『Dot Dot Dot』から始まる貴方のサウンドは、韓国の音楽に対する僕のイメージを大きく変えてくれました。韓国の音楽というと、R&Bやヒップホップのテイストが強いイメージがありますが、oldfishはちょうどCDのジャケの様に、オーガニック(羊)とエレクトロニカ(ロボット)がうまくブレンドされている気がします。

貴方がどんな音楽を聴くのかとても興味があります。多くの曲が韓国語で歌われているにもかかわらず、英語または他の外国語の様に聴こえます。偉大なるノルウェーのバンド、Kings Of Convenienceを思い出しました。

oldfish:
僕は多様なジャンルの音楽を聴く方です。シューゲイザー、ギターポップ、フォーク、第3世界音楽など、ヘビーメタルを除いたすべてを好んで聴きます。いまも変わりませんが、oldfishは活動を始めた時からフォークとエレクトロニックサウンドで新しい音楽をしたかった。中でも、Kings Of Convenienceは、個人的に本当に好きなバンドです。彼らのサウンドと多くの部分が似ている部分がありますが、oldfishの方が少しエレクトロニック色が強いと思いますね。聴いていただいて、Kings Of Convenienceをイメージしていただいたことは、とてもうれしいですね。ありがとうございます。

そして、oldfishはいくつかのイメージを持っています。紙ロボット、羊の他に雲、キラキラ電球などです。公演時はいつもキラキラと電球でオブジェを作って観客のみなさんにこんなイメージが浮び上がるようにしてます。ジャケットも同じ意味でとても重要でした。

oldfishは韓国だけにとどまらず、ワールドワイドに活動するバンドになりたいと思っています。韓国でも色々な国に通いながら公演して、アルバムをリリースする、そんなバンドが出なければならないと思います。
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