近未来宇宙アルバム

――では、待望のデビュー・アルバム『パビリオン』についてお伺いします。僕の好きな未来ジャケなんですが、ライナーを読もうとして、ジャケの秘密を発見して感動しました。ネタばれになるので、何処まで言って良いのか分かりませんが。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
パビリオン
01. introduction
02. D-Spectrum
03. かいじゅーのうた
04. intermission X
05. あおいかさ
06. MoonBase
07. LuminousWay
08. intermission Y
09. エリア508
10. Space Parlfait
11. みらいのそら


yk:アルバムを作ろう!という話になった時点でジャケットは絶対この人に!と切望していたナカムラシゲルさん(ハニー・マニー、Yセツ王・・)にお願いしました。僕も具体的なイメージがあったので実際に未来絵のサンプルとか、自分で撮って来た未来っぽい写真などをお渡しして、あ~でもないこ~でもないと打ち合わせしながら完成した感動のジャケットなんです。

――近未来宇宙のコンセプトで統一されたアルバムですね。でも、どこか切ない。これは作る曲が全部、近未来宇宙なのでそうなったのか、それともアルバムのコンセプトを決めてやった結果なんでしょうか?

yk:収録曲の中にはプラムソニックを始めたばかりの頃に作った曲もあるので、実はアルバムのコンセプトはしっかりあるようで、自然にこうなったというのが本当のところかもしれません。でもどこか切ないというあたりを感じ取っていただけるのはすごく嬉しいんです。こんなに平和な日本なのに今は露骨に痛みとか切なさが歌われることが多いので、プラムソニックは極力そういった表現は避けて、子供の頃に夢見たような未来や宇宙を素直に感じて欲しくて。でも、そんな子供の世界のような中に隠されたメッセージを少しだけ感じてもらえたらいいなぁ~なんて。

――結羽さんが作詞、Yasushiさんが作曲というコンビで作られた曲が多いですが、pLumsonicサウンドはどのような手順で作っていくのですか?

yk:打ち込みで音楽を作る方には少なくないと思うんですが、僕はメロディや歌詞よりも先にアレンジから曲作りを始めてしまう癖があるんです。特にこんな曲を作ろう!とか先に決めてから作ったことがなくて、まずはシンセサイザーで音を作ってそれを重ねる間に、作りたいイメージが固まってきて。あとプラムソニックに関しては自分の中のノスタルジーみたいなものを素直に表に出そうと思っているので、そういう気持ちを追いかけて音を重ねていくという感じです。そうしてアレンジなどもほぼ決まった状態で仮のメロディを入れたデモを結羽に送るんです。

結羽:あたしはそれを聴いて浮かんできた絵や言葉をどんどん膨らませて歌詞にしていく~!

yk:曲を渡す段階で、これはこんな背景のこういう世界でって伝えることもあれば、全く何も言わないで渡すこともあって、そういう場合は自分が考えていたものと全然違う歌詞があがってきたりもします。例えばアルバムにも収録した『あおいかさ』という曲があるんですが、あれはデモの段階では小学生向けの理科とかの教育番組のエンディングっていうイメージだったんです。僕と同世代の方ならその時のデモを聴いてもらうと納得してもらえるかもしれません(笑)。

結羽:でもあたしは、あの曲をもらった時すぐに『これは雨が降ってるよぉ~♪』って感じて、少し寂しい感じからだんだん悩みが晴れてくるような。それであの歌詞はすぐにできちゃった。