テクノポップ/海外のテクノポップ

スウェーデンのモダン・エレクトロ(2ページ目)

エレクトロポップを中心とした80年代のディープ・スウェーデンに続いて、現在のスウェーデンのエレクトロ・シーンに目を向けましょう。Pet Shop Boys成りきりガール、West End Girlsにも注目。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

文字通り、モダンなエレクトロ

ストックホルムのDealers Of Nordic Musicは「Nordic Lounge」「Jazzflora」などのスカンジナヴィア中心の音楽を紹介しているレーベルですが、『MODERN』(2005年)では、スウェーデンとノルウェーからの最新エレクトロ(エレクトロクラッシュ的なものも多い)を選曲しています。
MODERN
01. The Knife: Heartbeats
02. WhoMadeWho: Rose
03. Jori Hulkkonen: Lo-Fiction
04. Puppetmasters: Midnight Grafitti
05. The Similou: Ladykillers(P.T.D.Rmx)
06. Lindstrom: Fast And Delerius (Spencer Filipsson Edit)
07. The Greatest Hits: Give It To Me Baby
08. Lo-Fi-Funk: Change Channel
09. Kompis: Compute This
10. The Tough Alliance: Holiday (Meat Boys Rmx)
11. Hakan Lidbo: Moog City


Dealers Of Nordic Music

Kate Bush meets Zombie NationなThe Knife

What Else Is There
『MODERN』を聴いていて、一番引っかかったのが、ナイフ(The Knife)。ナイフは、ストックホルム在住のOlof Dreijer(オロフ・ドレイヤー)とKarin Dreijer(カリン・ドレイヤー)からなる兄妹デュオ。一度聴いたら忘れなれない個性的な声・・・天然ヴォコーダー系とでも言いましょうか。そう、ヴォーカルのカリン嬢は、ロイクソップのセカンドアルバムにて「What Else Is There」を歌っていたと言えば、思い当たる人も居るでしょう。そのPVで幽霊のように浮遊しながら歌っていたブロンド女性がいますが、それがカリン嬢なのですかね(未確認)。

Silent Shout
『Slient Shout』を早速入手し聴いてみると、はまりました。彼らのサウンドを一言で表すなら、怪奇テクノまたは怪奇トロニカ。所謂、ゴスやゴシック系とは違います。不気味なんだけど、どこか切なく、どこかアートしていて。彼らについては、「怪奇テクノ」特集を計画していますので、詳しくレポートします。

The Knife
MOTOMICHI.COM - JAPONES HASTA LA MADRE(The Knifeの「We Share Our Mother's Health」のPVが見れます)
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